フィースト 3

Feast 3: The Happy Finish
ハチャメチャモンスターパニック、フィースト3作目。副題は「Happy Finish」と 。何がハッピーフィニッシュなのでしょう。
フィースト 3


謎の下品モンスター襲撃によって壊滅した小さな街、絶望的状況の中、僅かに生き延びている連中の「フィースト2」からの続きです。

2はハチャメチャぶりが異常でしたが、かっこいいショットの連続でもありました。3ではさらに無茶苦茶になるだろうとの予想を、前半ちょっとだけ裏切ります。意外とまじめにホラーしてるんですよね。
1作目から登場しているキュートで卑怯なハニー・パイ、今回の紹介文は「寿命・トップクラス」です。おおっ。どんな活躍をするのだろうと わくわくしますね。

屋上の面々が地上に降りてくると、女ギャング団のふたりのおっぱい美女も服を見つけてしまいます。ちょっと残念ですが上着を羽織っているだけなのでお色気は保っています。どうかおっぱい美女は最後まで生き残りますようにとお祈りしましょう。

さて後半にさしかかると馬鹿っぽさが発揮されてきます。新たな人物として、怪物を追い払う力を持った男、カウボーイ、カラテキッドなどが登場します。
しかしもうネタは割れています。

そういえば「3」では 新しいネタはありませんでしたね。1と2ですでにやったネタをまたやります。節操がないとはこのことでしょう。
後半の生き残り組も何とも中途半端で、見ていてだんだんどうでもよくなってきます。

ラストが近づくにつれ、どう収束させる気なのかと不安になってきますが、最後の最後でギャラガー監督、やらかしてくれます。ちょっと息切れ気味の「3」をしっかり高揚に持っていきます(ほんとに持っていったのか?)
そうそう、ラストを無邪気に楽しみたい人は決して予告編を見てはいけません。

モンティ・パイソン映画のようなあっけにとられるラストの後、エンドクレジットに入りますがここが個人的には大層ツボでした。シリーズ3作を総括する素晴らしいマリアッチの曲。やっぱりかっ。やっぱりそのテイストかっ。許す。全て許す。素晴らしい。見終わった後のハッピー感はまさにHappy Finish。

ほのぼのした空気に満たされます。

フィースト3部作、変な物好きは押さえておくとよいでしょう。ギャラガー監督に後はあるのか。

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