放課後ミッドナイターズ

放課後ミッドナイターズ
放課後ミッドナイターズ
公開年:
2012
製作国:
監督:
脚本:
音楽:
  • 北里怜二
主演:
  • 山寺宏一
  • 田口浩正
出演:
  • 戸松遙
  • 雨蘭咲木子
  • 寿美菜子

夜中の小学校で繰り広げられるちょっとホラーなドタバタアクションアニメ。

放課後ミッドナイターズ

小学校を下見に来た幼稚園児の女の子三人が理科室の人体模型にいたずら書きをしましてですね、夜中になったら動き始めるこの人体模型が「あの糞ガキどもにお仕置きだー」ということで、連れてきてですね、それで怖いもの知らずのやんちゃなこどもたちと人体模型、それにウサギや骸骨や旧校舎の伝説のモンスターなどを巻き込んでのドタバタ大騒動となります。

私は多分アニメが好きです。アニメを見て育ったし、自分でもいくつか作ったし、見るのも好きです。でもいわゆる今日本で言うところの「アニメ」はちょっとあの、あまりその、あれなんですよ。実はアニメ原体験に「ヤマト」すら含まれていないし、いわゆるあっち系(どっち系やねん)のアニメは苦手です。いえ、知りもせず苦手とかいうのも失礼なのですが、わりと虫唾が走ったりしましてね、あっ、いえ、そんなこと言っちゃいけません、いけませんが、どうにもこうにも気持ち悪、体質的に仕方ありません。好きな人にはすいません。

で、この「放課後ミッドナイターズ」というアニメ映画の上映会のDMとコメントを頂いて、試写できるってんで観てみました。予告編を拝見したら絵柄に嫌みがなさそうだし、子供とお化けが暴れるような単純明快な作品とお見受けしましたので。

というわけで観てみましたら、これが想像通り単純明快なドタバタアクションアニメで、苦手な絵柄でもなくしっかり最後まで楽しめました。

基本コミカル進行で、主人公の人体模型と舎弟の骸骨男のおかしなやりとり、それに何も恐れず無邪気で攻撃的な幼稚園児たちによる絡みと、そしてゲームっぽい中ボスとの戦いというか戯れが加わり、さらに旧校舎の化け物という大ボスとの死闘までが描かれます。今時の作品らしく、このゲーム臭さが少々強めに仕上がってます。

単純明快ドタバタアクションはそれはそれで立派なテーマでして、余計なややこしい展開や意外性などはほとんどありません。ただ、ホラー要素がけっこうありますんで、これを怖がる子供たちもいるかもしれません。
個人的には怖さは少々きついぐらいのほうが子供にとってはいいのだなんて思ってますから問題ありませんが人によっては「子供には怖すぎるんでは」と思う人もいるかもしれません。いないかもしれません。

怖さよりも、節々のマニアックなギャグが大人っぽいです。例えば「空飛ぶ円盤が駐車禁止の場所に止めていて邪魔、レッカー呼んで」の件なんか、少ないながら理屈系のギャグが含まれます。ウサギのイタリアマフィアの設定とかもなかなかいい感じです。

ただまあ、そういうのはほんの味付けであってメインではありません。そういうのがメインとすれば完全に大人向けのコメディになるし、そうなったら根本的にドタバタアクションでは退屈になってしまいます。そのあたり、作ってる人たちは明確に「子供向きのドタバタアクション」という筋を通しているようなので立派なもんだと思います。

私は死にかけのおっさんなので今更夜中の小学校で人体模型が暴れるドタバタを観てもあまりわくわくすることはありませんが、こどもたちにとっては楽しいひとときとなるかもしれません。

間違った感想かもしれませんが、あまりにもストレートなドタバタで、物語の設定となる部分の了解事項に最初ついていきにくいと感じました。つまり三人の幼稚園児が無邪気すぎるのはどういうことかとか、発明家の人体模型キャラクターの存在そのものの受け入れ体制などです。もう開始直後からそうしたキャラクターを全面的に受け入れてからの展開となりますので、前提として映画を観る前に映画設定を受け入れておく必要があるんですね。
「普通の映画」なんていうと変ですが、普通の映画のクライマックス部分20分ほどを引き延ばしただけの映画、なんていう酷い批判も出てこなくはないと。

でも私はあまりにもこっち方面しりませんので、この作品がどの程度の規模のものかによって感想が変わってくるというのあります。たとえば、上映館が比較的少なく、スタッフや営業のみんなが頑張ってるような感じだったら好意的に見たりします。全国大規模上映の大作だったりしたら「それでこれはちょっとなあ」と思ったりするはずです。この一見日和っているような態度、実は日和ってます。いえ、違います。テーマや目的に応じて評価の感想が変わるのは当たり前なんですよ。例として全然あれですが、例えばデジカメ評だったとすると、高価格高性能プロ向け一眼レフの感想に「ポケットに入らない。重い。気軽じゃない。0点」なんて言ってたら阿保でしょ?それと似たようなもんですよ。上映規模や対象のお客さん、なにより作った人の目的や下手したら状況なども作品の感想に関わってくるのは当然と私は考えています。
・・・というわけでちょっと公式見てみましたら、結構大規模公開のメジャー級映画だったんですね。ちょっとそうするとあれですかね、それだとすると、ま、その、まあいいか。

なんせちびっ子とお化けがわーわー言って暴れまくるアクションアニメ、ちょっとティム・バートン臭も感じる子供向けど派手ムービーでして、こういうのもいいって人もいるでしょう、きっとたくさん。

「放課後ミッドナイターズ」は2012年8月25日から公開だそうです。
画像を使っていいのかどうか分からなかったんで画像なしですいません。

[広告]

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント