ピラニア リターンズ

Pirania 3DD
ピラニア リターンズ
公開年:
2012
製作国:
監督:
脚本:
音楽:
  • エリア・クミラル
特殊メイク:
主演:
  • ダニエル・パナベイカー
  • マット・ブッシュ
出演:

爆裂的怪作で残虐映画史上に残る傑作「ピラニア3D」の大ヒットを受けて作られた続編「ピラニア3DD」は監督がジョン・ギャラガーという、最初からあっち方向に狙いを定めたあれ系ナニ映画。

ピラニア リターンズ

ピラニア3D」のすばらしさは周知の事実ですが、それを観たときから続編がジョン・ギャラガーってのは決まってました。
だから続編が出来損ない(いい意味で)のお笑い路線になるのは規定済み、どれほどの脱力をさせてくれるのかそれだけを考えてわくわくそわそわ「3DD」の公開を待っていたんですが、誰にも相手にされていなかったのか、ものすごい短期間であっという間に公開が終わり、劇場でいつやってたのかさえ実は全然知りませんでした。観に行く気満々だったのに残念なことです。

さてジョン・ギャラガーという監督をご存じない方は代表作、というか他にほとんどないんですが「フィースト」のシリーズ3本の監督だというとおよそご理解いただけるだろうと思います。いただけませんか?そうですか。
このおじさん失礼この監督にチャンスを与えたのはマット・デイモンとベン・アフレックのプロジェクトです。ほんとにいい仕事しましたね。尊敬できます。

フィースト」「フィースト2」「フィースト3」と、ジョン・ギャラガーはやらかしてくれました。観ていない人には伝わりませんが、非常に馬鹿馬鹿しいです。でもその馬鹿馬鹿しさのセンスが私どもには直球ストライクのツボで、端的に言うと大絶賛で褒めちぎっています。誰がなんといおうとジョン・ギャラガーの才能を高く買っています。

さてそういうわけで「ピラニア リターンズ」ですが、「案の定」を軽く凌駕する馬鹿馬鹿しさです。ジョン・ギャラガーは期待を裏切りません。期待の遥か上を行くくだらなさ、やらかしてくれるところはしっかりとやらかしてくれます。

いちおう怖いピラニアが人を襲うという話ですのでモンスターパニック系というかホラー系というか、そういう括りに見えますが、これはほぼ完全にコメディ映画です。ホラーっぽい演出が序盤にありますが、単にお約束だからさらりと流しただけみたいな扱いです。
プールにピラニアがやってきてお客を襲いまくる部分も別段どうってことないです。そんなところより全然別のテーマを中心に据えていますので、前作のパワーアップ版を期待して阿鼻叫喚の地獄絵図を期待するのだけはやめましょう。

ホラーの続編がコメディ化するのは、私の記憶が間違いじゃなかったら「キャプテン・スーパーマーケット」からではなかったかと思います。違いますか?知りません。
「死霊のはらわた」で恐怖のどん底にたたきつけられその続編があんな風だったのをはじめて観たときは心底驚いたし、驚異的に面白く感じたし、圧倒的に支持しました。きっと世界中のホラーファンも制作者そうだったに違いありません。その影響下にある作品は枚挙にいとまがありません。こないだの「REC3」もそうでしたね。

フィーストといえばおっぱいですが、今回もおっぱいです。でも序盤の「アダルトプール」のシーンではおっぱいどころではないものも拝めます。ときどきMovieBooを「フィースト おっぱい」で検索して来る人がいますが、そんなあなたの期待も裏切りません。

アメリカ映画の何が駄目って、妙な倫理観がありすぎてホラーやスリラーに恐怖感がないところです。でもアメリカ映画界の希望の星ジョン・ギャラガーだけは違います。彼にはすべての制約が無効です。そんなジョンファンも大満足です。

デヴィッド・ハッセルホフという役者さんが出演します。「ナイトライダー」という作品でお馴染みだそうですが、知らなくてもだいたいどのような人気を誇っていたのかはわかります。で、これ以上は申しませんが、もうたまんないです。

エンディングが長いです。エンディングというかエンドクレジットの部分をおもくそ引っ張ります。もう無茶苦茶です。面白すぎます。

そんなわけで誰彼なしにおすすめすることは絶対にできませんが、ある種の人には超おすすめ、私個人にとっては最高傑作のひとつ、2012年の最後の記事を飾るにふさわしい超脱力と超馬鹿馬鹿しさの「ピラニア リターンズ」で放射能も吹っ飛びます(吹っ飛ばへん吹っ飛ばへん)

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