さざなみ
結婚45周年の夫婦を描いた「さざなみ」は高齢化時代を見据えた新たな老人映画の地平。ゆれる夫婦の心を容赦なく表現するシャーロット・ランプリングとトム・コートネイの熱演に仰け反る同時代人続出。この世に老人などいない。老人など幻想にすぎない。
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結婚45周年の夫婦を描いた「さざなみ」は高齢化時代を見据えた新たな老人映画の地平。ゆれる夫婦の心を容赦なく表現するシャーロット・ランプリングとトム・コートネイの熱演に仰け反る同時代人続出。この世に老人などいない。老人など幻想にすぎない。
ギャスパー・ノエの新作は本気仕立ての愛の映画しかも3D。
「籠の中の乙女」のヨルゴス・ランティモス監督2015年の映画「ロブスター」は有名スター共演の英語ドラマでジャンル不詳の偏執狂的批判的ニュータイプニューウェーブSFディザスターラブロマンス行動心理学ナンセンスコメディの怪作にして傑作。地獄とギャグで逆接的愛の証と生きる意味。
「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督2007年の「ヴェラの祈り」は圧倒的映像美で綴る文芸状家族のドラマで緻密に描く孤独と愛の夫婦関係でなおかつビックリ仰天サイコスリラーでもあるという意欲作。
1945年敗戦直後のベルリンに収容所から生還した歌手ネリーはピアニストの夫を探しますが、再会した夫は死んだ筈の妻とは気づかない。「東ベルリンから来た女」のスタッフ、キャストによる2014年の映画「あの日のように抱きしめて」は惚れ惚れする映像表現に酔い愛と戦争の不憫に悶絶する傑作にしてニーナ・ホスの姿が焼き付く壮絶な一本。
新鋭カルロス・ベルムトの映画「マジカル・ガール」はオタク世代のニュータイプ・ノワールにして哀れを誘う踏み外し系人間模様にして新たなスパニッシュムービーの一つの境地。
ジャンル映画へのチャレンジ、ホラーと青春ラブロマンスの完全融合「モンスター 変身する美女」は傷心の男と不思議女子によるイタリア湯けむり恋の逃避行。
美術鑑定士に持ちかけられた依頼は両親の残した屋敷内の美術品鑑定。依頼主の女性はなかなか姿を現しません。ジュゼッペ・トルナトーレの2013年最新映画は美術品とミステリーと孤独と愛の物語。
レオノール・ワトリングの魅力炸裂2001年の「マルティナは海」は印象的な海のシーンから始まる愛のドラマですがただの綺麗な海というか、なぜか鰐が死んでいます。背広の男もぷかぷか浮いてます。愛のドラマであると同時にミステリアス進行でもあるようです。何が起こるのでしょう。
2013年の夏に日本で公開していたミゲル・ゴメス監督作品「熱波」はロマンと郷愁が詰まった愛のドラマで痛みがわかる大人の映画。
アッバス・キアロスタミ監督「トスカーナの贋作」です。愛の映画です。会話の妙技に引き込まれます。
Ottoは逆さから読んでもOtto、Anaも同じく逆さからでもAna。
子供の頃に出会い、ずっと一緒で、途中離ればなれ、その後はどうなるアナとオットー。二人とその家族の物語。
オドレイ・トトゥ主演のラブコメ調の恋愛ドラマ。ラブコメからコメを取ったらラブしか残らないけど、その残ったラブもコメとくっついてる程度のラブだからして、「ナタリー」はちょっと珍しいくらいのどうでもいい映画。
スサンネ・ビアの新しいのが「愛さえあれば」なんていうタイトルですでに公開されていたとはまったく知りませんでした。このタイトルで、内容はおばちゃん世代のラブコメ。これは観ないわけにはいかないでしょう。
フリオ・メデム監督2001年の「ルシアとSEX」は名作の呼び声も高い愛の映画。官能で幻想で文芸です。ホットでクール、大胆で繊細、明るいエロティシズムとどろどろの粘液地獄、愛の交差のミステリーにみんなイチコロよ。
19世紀のベストセラー、ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」を原作としたクロード・シャブロル1991年版映画です。
ロマン派で奔放のエマ(イザベル・ユペール)が結婚して引っ越しして不倫していろいろあれこれやります。
病に倒れた妻と介護する夫。ミヒャエル・ハネケ2012年の最新作は老夫婦の愛と介護の息詰まる映画。
夫ジョルジュをジャン=ルイ・トランティニャン、妻アンヌをエマニュエル・リヴァが演じます。
ある日病に倒れる妻、介護する夫の映画です。時々現れてやきもきする娘エヴァをイザベル・ユペールが演じます。淡々と強烈な愛そして孤独。
若くして成功している映画監督エンリケの元に神学校時代の同級生イグナシオだと名乗る俳優が現れます。なんと子供時代の初恋の相手。イグナシオが持ってきた原稿は「僕らの子供時代からのドラマを描いた」作品、というわけで監督は読み始めます。
19世紀の古典小説「ジェーン・エア」の映画化21世紀キャリー・ジョージ・フクナガ版。
孤児であるジェーン・エアがいろんな目に遭ったり家庭教師になって家の主人と恋したりするという、ひとりの女性の半生。
ガブリエル・ガルシア=マルケスの同名小説の映画化。内戦とコレラが蔓延る世紀末のコロンビアを駆け抜ける怒濤の50年間。ハビエル・バルデムの怪演がラテン文学の映画化に何をもたらしたか。
幸福な家族に舞い込む事件と顛末。唐突に訪れるある事件のために、ある家族を不穏が包み込みます。家族や元家族の愛のドラマであり、犯罪と事件のミステリーであり、秘められた性癖の心理劇であり、裏切りとどんでん返しのサスペンス劇場であります。まあその、それだけじゃなく、いろんな意味で不可思議なチェコの映画。
第二次大戦前後のパリを主な舞台にした三人の男女10年間の愛の物語。上流階級育ちの享楽的美女ギルダ(シャーリーズ・セロン)、祖国の内戦状況に後ろ髪引かれるスペイン美女ミア(ペネロペ・クルス)、そして理想を求める男ガイ(スチュアート・タウンゼント)の三人が、歴史と戦乱に翻弄されながら愛と友情の物語を繰り広げます。
ペドロ・アルモドバル監督・脚本の「私が、生きる肌」は、壮絶かつ荒唐無稽、 SFかホラーか猟奇か狂人か、と、変態性豊かな愛の映画。
「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督が、クシシュトフ・キエシロフスキーの遺稿「地獄」を映画化。3姉妹の愛の物語。長女はエマニュエル・ベアール。
セルビアとの国境近く、ボスニアの山間部に暮らす鉄道技師ルカの物語。オペラ歌手の妻とサッカー選手を夢見る息子、そして動物たちと暮らしています。時は1992年、ボスニア紛争勃発です。シリアスな時代背景におけるコミカルな恋の物語が始まります。
フランソワ・オゾン2004年の愛の映画。離婚手続きを終えた夫婦の、そこに至る過程を描きます。破局から出会いまで、5つの章の物語。
アキ・カウリスマキが「浮き雲」の次に撮った台詞のない夫婦の悲喜劇「白い花びら」です。
2003年アンヌ・フォンテーヌ監督「恍惚」でございます。夫と妻と娼婦の物語。
学生にモテモテの教授の妻が夫の不倫を疑い、偶然知り合った娼婦に「夫試し」を依頼します。これぞ官能ミステリー。
ラース・フォン・トリアーの放つ「黄金の心三部作」、というより「女優虐め三部作」とも呼びたくなるピュアでか弱い女性をいたぶり尽くす三部作のその一本目がこれ。奇跡の海。
盲目の脚本家ハリー・ケインはかつての映画監督マテオ。因縁の実業家マルテルの死を知ることをきっかけに今一度振り返る14年前の出来事。ペドロ・アルモドバルによる愛と映画と魅惑の美女ペネロペ・クルス。
ファッションデザイン界の大物トム・フォードが初監督したのは愛を失った男の失意と再生の物語。
インドの慈善活動に支援を申し出た資産家の奥様は20年前に別れた恋人。
スサンネ・ビアの超ホームドラマ。
英国騎兵中尉への恋に取り憑かれたアデル。単身カナダに渡り彼を追っかけ回す狂おしい恋の情念。イザベル・アジャーニの名を世界に轟かせたフランソワ・トリュフォーの古典主義回帰作品。
医師の夫を持ちパリで幸せに暮らす若妻セヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の禁断の妄想。幻想と現実。
ゴミ清掃人の男とスーパーのレジ係の女。出逢い頭に恋に落ちる。
昏睡状態の美女アリシアと介護する看護士ベニグノ、傷心のマルコと女闘牛士リディアをめぐるさまざまな愛の形。
隣に越してきたのは昔の恋人。
労働者の夫がピーター・フォーク、その妻をジーナ・ローランズが演じます。
娼婦アイリーンと同性愛者セルビーの歪んだ愛の物語。
愛の社会派ダルデンヌ兄弟による移民の愛の物語。究極の愛と絶望。もしかしたら、この絶望感の中に強烈な愛を紛れ込ませましたか?ロルナの未来に、何か希望があるとすればそれは何ですか?
過干渉の母親と暮らすピアノ教師のエリカ。彼女の孤独と欲望、妄想と現実、性と愛と憎しみ。倒錯と激情。凄まじいピアノの先生。