時の重なる女

ホテルで働くソニアと元刑事で警備員のグイドが出会い系パーティで知り合って仲良くなりまして、浮き浮き気分でグイドが警備を担当している邸宅に入り込んでいちゃついておりますと、そこに現れ出でたる押し込み強盗団の面々。夢のデートが一瞬で悪夢へと。愛とまぼろしのサイコ系ホラー系マカロニミステリースリラー。

ヒドゥン・フェイス

さよならの置きムービーを残して消えた恋人。男は泣き崩れ、その後バーのウエイトレスと新たに出会います。家では奇怪現象がちらほらと。

ドリームハウス

ホラーテイストのミステリー・スリラー。ジャンルは「家族と新しい家」です。新しい家と言ってもボロっちい中古住宅ですが、幼い姉妹がいる4人家族は越してきたばかりのようです。何やら不穏な空気が家に漂ってます。なになに?以前ここで惨殺事件があったって?そんなの聞いてないよー。よーし調査開始。

オックスフォード連続殺人

アレックス・デ・ラ・イグレシアがイライジャ・ウッド、ジョン・ハート、レオノール・ワトリングなど大スターを迎えてのミステリー作品を監督。良質ミステリーに仕上げました。

華麗なるアリバイ

アガサ・クリスティ原作のミステリー。田舎の屋敷で行われたパーティに集まる面々。その中のひとりモテモテイケメン医は浮気しまくりの多忙な男。彼の浮気相手もパーティに来ています。しかもふたり。綺麗な奥さんと同伴なのに浮気相手も同席する何とも落ち着かないパーティです。

Virginia/ヴァージニア

フランシス・フォード・コッポラが比較的地味で文芸路線の三部作をこっそり世に放ちましたが、この「Virginia/ヴァージニア」は虚構を強く意識したホラーっぽいミステリー。三部作の真打ちにして最強の一本。素晴らしい出来映え。あっぱれコッポラ。大興奮。大好物。

バッド・エデュケーション

若くして成功している映画監督エンリケの元に神学校時代の同級生イグナシオだと名乗る俳優が現れます。イグナシオが持ってきた原稿は「僕らの子供時代からのドラマを描いた」作品、というわけで監督が読み始めます。

刑事ベラミー

南フランスで妻と休暇を過ごす有名警視ベラミー。彼の元に一人の謎の男が「おれの話聞いてくんないかなー」と現れます。世間を賑わしている保険金詐欺殺人事件の関係者のようです。休暇中の有名人警視ベラミーは興味津々で深追いを始めます。

果てなき路

映画を撮る映画です。映画化のモデルとなった事件、その映画を撮影する面々、撮られた作品そのもの、振り返って作品を観る人、そういった多重の映画内世界が並列に複雑怪奇に入り乱れて大きなうねりを作ります。

裏切りのサーカス

「ぼくのエリ」のトーマス・アルフレッドソン監督が、ジョン・ル・カレの小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化。ゲイリー・オールドマンにジョン・ハートにコリン・ファースにトム・ハーディなどなど、大物著名俳優を迎えてじっとりがっつり冷戦時代のスパイを描きます。

幸福の罪

幸福な家族に舞い込む事件と顛末。唐突に訪れるある事件のために、ある家族を不穏が包み込みます。家族や元家族の愛のドラマであり、犯罪と事件のミステリーであり、秘められた性癖の心理劇であり、裏切りとどんでん返しのサスペンス劇場であります。まあその、それだけじゃなく、いろんな意味で不可思議なチェコの映画。

チェンジリング

1920年代ロサンゼルス。電話会社に勤めるシングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)の息子がちょっと目を離した隙に行方不明に。ちょっと遊びに行ってるだけ?誘拐?家出? 探します。警察にも届けます。だんだんと母は半狂乱。息子はどこ。息子はどこ。