googleがMovieBooをアダルト認定

数年が経ち、2016年、この件について進展があったので追記しておきます。

お気づきの方もおられるでしょうか。一部にgoogleの広告が復活しております。そうです。日和ったのです。
何が起きたか、顛末はこうです。

アダルト認定のMovieBooの他にまともなサイトもある

googleにポルノ認定されたMovieBooでは、相変わらずバスルームだのポルノグラフィアだのレイプ・オブ・アナ・フリッツだのが検索ヒットしていてgoogleの扱いに変化はないのですが、著者で管理者の私は変態である一方でまじめなアーティストであったり気の良い日曜大工のおじさんだったり純粋ピュアなマックファンのオタクだったりするのでありまして、他にもサイトを管理しています。一部ではMovieBooなど足下にも及ばぬ毒吐きもやっていますが、それを除いて他のサイトはアダルト認定されるようなことはないし無味無臭ふわふわ世界に違和感なく溶け込めそうなので、そうだ広告を載せてみようと、久しぶりにアカウントを開いて広告の設定なんぞをやりかけていました。

サイト登録を消しても停止処分は生きていた

アカウント情報を見ると、アカウント自体は問題ないんですが、サイト設定の中でgoogleから停止を食らっているMovieBooの情報がまだ生きていました。MovieBooは登録サイトからさくっと消し去っていたんですが、停止処分の事実そのものはサイトの登録を消しても残っていたんですね。つまり、この問題は「じゃあMovieBooを引き上げればいいんだろっ。バイバイ」と逃げただけでは何も解決していない状態で、同じアカウントの他のサイトにも悪影響を与えていたわけです。

通告に対する異議申し立てまたは再審査が必要

停止処分に対する返信をしなければならないようです。
「通告に対してサイト全体を見直し、それをgoogleにお見せしてお伺いを立てる」ために用意されたフォームがありまして、それを使います。もちろんサイト全体の見直しなどしませんし、レイプゾンビの記事を消したりなんぞいたしません。googleの広告を消しただけです。異議申し立てもしないし再審査もしてほしくありません。ただ単にフォームに「広告を引き上げました」と報告しようとしました。

これでええやろ。と思っていたんですがそれは間違いでした。送信前によくよくヘルプを読むと「フォームを用いての再審査をするためには、停止されていても広告を表示しておかなければなりません。その状態でないと再審査できません」とあります。フォームは異議申し立て・再審査だけのためのものなのですね。そしてフォーム送信時には通告された状況を比較できるよう広告を貼っておかないと、googleはどのページを見て判断すべきなのか分からなくなるということのようですね。

再審査の形でフォームを送るしかない

しかたない、再審査の形でフォーム書いて、しかる後に登録をきちんと抹消してもらおう。
で、再審査の形を作る作戦を考えた。ファミリータイプ安心印の映画の記事だってたくさんある。試しにそういうのにだけ一つ二つ広告を貼って、それを対象にしてもらえばいいんじゃないか。

過激じゃない投稿ページに広告のスクリプトをいくつか貼って、フォームには「大人向けの記事に広告を貼らず、問題なさそうなタイトルにだけ広告を置きました。サイトやページの作り直しはしません。問題ある場合はサイト登録を抹消します」と報告したわけです。

結果

巨大企業と喧嘩になったらどうしようとそわそわしていると、数日してメールが届きました。「プログラム ポリシーに準拠していただくためにサイトに変更を加えていただき、ありがとうございます。movieboo.org を慎重に確認させていただいた結果、このサイトへの広告配信を再度有効にいたしました」

・・・・拍子抜けとはこのことです。
これでええのん?こんなので良かったん?この程度の変更でええのん?どういうこと?
しばし呆然とたたずむ私でした。
そして考えました。

よくよく考えました。

当初の通告では「疑わしいページを削除し、サイト全体をファミリータイプに作り直してこい」というようなおぞましい命令でした。

「全部作り直せ」とは何を作り直すのか、つまり、広告を貼るサイトはってことなんですか。これが暗黙の主語、絶対的前提だったのではないかと、おもむろに気づきました。
私はサイトもページも変更せずに広告を撤去しただけです。私の主語はサイトやページの内容です。

私は何も変更せず広告を撤去しただけと思っていますが、彼らには広告を貼らないページは想定外なので、結果として「全体を作り直した」と見なされる大改革の実行であったということかもしれません。

宇宙の喪失と原理主義的禁欲合理ファシズム

広告前提の世界において「じゃあ広告消しますわ」という軽い話は宇宙の喪失に匹敵する想定外の出来事なのでしょうか。
高学歴高収入理系軍団の考えることはさっぱりわかりません。しかし何かが垣間見れたような気もします。

抹消するための手続きをするつもりが、停止処分の解除に繋がってしまったという不思議な出来事を経て、今はこのとおり、エログロ殺しに残虐変態みたいな作品を除いてちらほらとgoogle広告が復活しております。広告なんぞ読む人にとってはウザいだけのどうでもいい話ですけど、事は広告の問題じゃなく原理主義的禁欲合理ファシズムの問題を内包していますが故、しっくりきたような理解しにくいような良い落としどころだったような実に不思議な気分でおるわけであります。

追記 2016年3月

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