たちあがる女

ベネディクト・エルリングソン監督「たちあがる女」は、ニュータイプ・モダン・メタフィクション・ファンタジー・アクション・アドベンチャー・女性奮闘環境ヒーロー自立と母性コメディ・音楽映画の巨頭。

エリザのために

世界で最も油断できない監督の一人、クリスティアン・ムンジウ監督の2016年「エリザのために」がいよいよ公開されました。絶対的価値観の相違に目眩を起こすゼネレーション地獄。

シークレット・オブ・モンスター

独裁者の幼年期を描くという映画「シークレット・オブ・モンスター」はブラディ・コーベット監督気合の一本です。最初興味ありませんでしたが興味が出てきたので観ました。この映画の感想、それはもういろいろ複雑です。

コングレス未来学会議

「戦場でワルツを」のアリ・フォルマン監督が「惑星ソラリス」の原作でも名高いスタニスワフ・レムの原作を映画化。実写とアニメで描く幻想SF。

ヴェラの祈り

「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督2007年の「ヴェラの祈り」は圧倒的映像美で綴る文芸状家族のドラマで緻密に描く孤独と愛の夫婦関係でなおかつビックリ仰天サイコスリラーでもあるという意欲作。

ジプシーのとき

ジプシーが出演しジプシーの言語をも採用したことでも話題だったエミール・クストリッツァ1988年の「ジプシーのとき」はいろんな意味でジプシーブームの先駆けでクストリッツァ史的にも重要な起点となった特別な一本。

サウルの息子

ハンガリーのネメシュ・ラースロー監督が描くホロコースト。同胞のユダヤ人をガス室に送り込むゾンダーコマンドという任務につく男の驚異的な二日間を描く斬新で衝撃的な特別な作品。

消えた声が、その名を呼ぶ

ファティ・アキンが三部作の最終章との位置づけで描くアルメニア人虐殺をベースにした旅の男の物語。5カ国に渡るロケ、フィルム撮影、7年にわたる歳月をかけて完成したという気合いの一本。