俺たちサボテン・アミーゴ

Casa de mi Padre
俺たちサボテン・アミーゴ
公開年:
2012
製作国:
監督:
脚本:
音楽:
  • アンドリュー・フェルテンスタイン
  • ジョン・ナウ
主演:
出演:

「俺たち〜」のコメディ映画で知られるウィル・フェレルによるメキシコ映画パロディ。ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナのコンビも出演。でもぜんぜんおもろない。

俺たちサボテン・アミーゴ

ウィル・フェレルは「主人公は僕だった」の人で、久しぶりに拝見しましたがちょっとふくよかになってますます野暮ったさがアップしていました。

さてこの映画はアメリカ映画ですがスペイン語です。スペイン語圏に向けた映画でしょうか。そうとも言い切れず、ギャグの一環と思っていいかもしれません。
それから、こないだ「崖っぷちの男」で可愛いヒロインを演じたジェネシス・ロドリゲスが出演しています。
さらにガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナも出演しています。ですので、それなりに面白いはずだと思って観てみたのが運の尽き。

この数年、偶然に選ぶ映画に面白いのが多くて、世の中にはいい映画しかないのか、どうなってんねんおかしいやろ、と思っていたわけですが、このようにちゃんとつまらない映画もあります。それを知ってほっとしました。

さてコメディ映画です。
メキシコ映画のパロディで、B級アクション映画のオマージュで、メキシコを小馬鹿にしたり、低予算映画を茶化したりします。
ウィル・フェレルがひたすらつたないスペイン語で演技をするという一発ネタを映画の尺全てで貫きます。一所懸命スペイン語を覚えて頑張っていますが、映画一本分観るのは流石に疲れます。

B級映画へのオマージュは中途半端で、全てのギャグが古くさいです。
メキシコ人の差別的ギャグや陳腐なドラマをパロった展開、ネタは劣化したモンティパイソンかひょうきん族のコントパートみたいです。何だかびしっと嵌まっておらず、まあ簡単に言うと面白くありません。

例えば映画全体の作りは新春かくし芸大会のタレントコントみたいな感じです。隠し芸コントでタレントに無理させたり陳腐なネタでドラマを作るのはいいんですが映画一本分の尺でそれをやると長すぎます。

劣化したモンティパイソン的ギャグセンス、けっして悪くはないのでして、系統として好きと言えば好きなんですが、実際にあまり面白くないし間も悪いし、さらにとてもくどいので呆れてきます。ここまでくどく見せてあげないと観客がギャグに気づかないと踏んでるんでしょうか。そうかもしれません。で、その読みはもしかしたら当たってるかもしれません。そうだとしたら悲惨です。

主人公の下手なスペイン語に疲れているとき、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナなど実力のある役者が出てくるとそこだけ突然画面がびしっと締まります。さすがです。

この映画は多分制作者たちが楽しんで作ったんでしょう。それこそ、日本のテレビコメディみたいな内輪のノリだったのかもしれません。15分くらいの寸劇だったらわははと笑って気持ちよく見ることができたと思います。間の悪い演出や編集が目立たないですからね。

つまらない映画にもいくつかいいところがあります。
冒頭、3人の男が雑談して軽く笑い合うシーンは面白かったです。談笑をしつこく映し続けるネタで、古くさいと言えば古くさいですが、懐かしくもあります。
中ほどで登場するメキシカンソングの音楽シーンもとても良い出来でした。この音楽のシーンと、冒頭の音楽もどっちも好きです。
あとは・・・特にないです。

この映画を「面白かった!」と言う人をもちろん否定しません。これを面白がる人はむしろ自分に近い人間だと思っているので、面白かったと思ってる人がこの感想文を読んで不快な気分になられたのならとても申し訳なく思います。

というわけで観ている途中からすっかり飽きてしまって退屈だった「俺たちサボテン・アミーゴ」でした。嫌いとか憎いとかつまらないとか、そういうことはまったくありません。何かが特別に悪いと言うこともありません。まさにどうでもいい映画です。でも好意を持っています。
もし作ったのがお友達だったら大はしゃぎして「おもろかったぞー」と多分言います。

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