それでも、愛してる

鬱の会社社長がビーバーのぬいぐるみを腹話術のように使って活発になります。頓珍漢な邦題をつけられたコミカルで妙なこの映画はジョディ・フォスター監督の「ザ・ビーバー」

裏切りのサーカス

「ぼくのエリ」のトーマス・アルフレッドソン監督が、ジョン・ル・カレの小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化。ゲイリー・オールドマンにジョン・ハートにコリン・ファースにトム・ハーディなどなど、大物著名俳優を迎えてじっとりがっつり冷戦時代のスパイを描きます。

ディヴァイド

核攻撃を受けて壊滅状態のニューヨーク。アパートの地下シェルターに逃げ込んだ男女9人の不安と不信の密室劇。ホラー要素も含めてのシチュエーションSFスリラー。監督が「フロンティア」のザヴィエ・ジャンです。

汚れた心

第二次大戦終戦直後、ブラジル移民の日本人に起きた血で血を争う事件の映画化。映画では日本人村で徒党を組む狂人ファシストが同胞を狙います。「国賊」の印を付けて殺すのです。

ぼくたちのムッシュ・ラザール

担任を失ったクラスに新たにやってきた先生はアルジェリア出身のバシール・ラザール。至って真面目な男です。小学校を舞台に、それぞれが孤独と不安を抱える生徒と教師を描きます。

宇宙人王(ワン)さんとの遭遇

ここはローマ。中国語の翻訳家ガイアさんに急な同時通訳の依頼の電話が入りまして、いそいそと出かけますと目隠しをされてどこか判らぬ隔離された取調室に連れて行かれ、中国語を話す謎の宇宙人の尋問に付き合う羽目に。

Virginia/ヴァージニア

フランシス・フォード・コッポラが比較的地味で文芸路線の三部作をこっそり世に放ちましたが、この「Virginia/ヴァージニア」は虚構を強く意識したホラーっぽいミステリー。三部作の真打ちにして最強の一本。素晴らしい出来映え。あっぱれコッポラ。大興奮。大好物。

リヴィッド

「屋敷女」で強烈デビューを果たしたジュリアン・モーリーとアレクサンドル・バスティロのコンビ監督の第二作「Livide」です。モラルの限界に挑戦した前作とはうって変わって、今作「リヴィッド」はゴシックホラー仕立ての、ひとことでいうとわけのわからんホラーファンタジー。

きっとここが帰る場所

最初はショーン・ペンがオカマの役かな、と思ったらそうではなくて、かつてスターだったロックミュージャンという設定。金はあるけど仕事は辞めてしまってる、けど恰好は昔のまま。この駄目っぷり豊かな元ロックスターが父の死をきっかけにある目的を持って旅に出ます。トーキング・ヘッズの名曲「This Must Be the Place」をタイトルに据えての、何もかもが魅力の一風変わった作品。

スノー・タウン

オーストラリアで1999年に発覚し世間を賑わせた殺人事件についての実話ベースの物語。リアリズムの技法で徹底的に描く貧困と正義と暴力。ずっしり重苦しく、胃がごろごろ言うような不快感と絶望を感じて気分が落ち込むこと請け合い。