スター・ウォーズ 最後のジェダイ

Star Wars: The Last Jedi
公開年:
2017
製作国:
監督:
  • ライアン・ジョンソン
主演:

「スター・ウォーズ 最後のジュダイ」はジョージ・ルーカスの手を離れた新シリーズの2作目で2017年に公開していました。新シリーズ3作目はまだですよね?

スター・ウォーズ 最後のジェダイ

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ときどき「なぜこのタイミングでこの映画を?」という記事がありますが気にしないでください。

キャリー・フィッシャーの急逝で思わず何か書いてしまった「スター・ウォーズ フォースの覚醒」でしたが、基本「スター・ウォーズ」については私のようなものが何か感想を書くとか、ちょっと避けたほうがいいと思うんです。どうせろくな事書けませんから。

で、何だかファンに不評らしいと聞いて、そこに興味を持って観てみました。観たらやっぱりそこそこ面白くて、あー面白かったと見終えたんですが、で、ファンはこの映画の何が気に入らないのだろうと。いろいろファンのブログなどを眺めて、思うところがありました。

いやもう、スターウォーズ愛に満ちたマニアさんというのは、スターウォーズかくありきという信念をお持ちで、そこから逸脱すると許せないわけです。

例えばフォースです。フォースって何ですのんという方おられますか?スターウォーズの基本のところにある、騎士の研ぎ澄まされた超能力すれすれの集中力ですね。武士の精神力みたいなところからのアイデアでしょうか、違ったらごめん。ヨーダとかにも通じるスーパー凄い精神力の具現化みたいな事かと思います。このフォースはシリーズにとって重要なことで、これを「最後のジュダイ」ではもの凄いことにしてしまうんです。超能力すれすれの精神力であったものが、特撮CG的ド派手超能力、もっと言えば魔法みたいものとして扱われます。ファン、怒りますな。

ファンでなければわりとどうでもいいことでして、魔法みたいなフォースを、武士の訓練もしない女の子が「覚醒したの」とホイホイ使えますからまあ軽々しいんですけど元々軽々しい映画じゃないですか。観ていて多少の安っぽさは感じますが怒るという感想を持つというのがさすがファンだなあと思わずにおれません。

細かくもう一個、ファンを怒らせたらしいシーンがあります。レイア姫が宇宙空間に放り出されるけど魔法の力で宇宙船に戻るというシーンです。

このシーンは確かに凄く不自然で、変な演出をされたシーンでした。昔の特撮ファンタジーみたいに背景から浮いたレイア姫がキラキラひかりながらディズニーアニメ的に宇宙を移動します。実に変なシーンなのですが、私はキャリー・フィッシャーへの追悼シーンであると受け取っていました。
彼女の急逝を受けて、エンドクレジットで追悼されていますよね。宇宙遊泳のシーンも、もともとなかったけど追悼で急遽入れたんじゃないだろうかと、実際のところはまったくわかりませんし時系列的にどうなのか知りませんが、勝手にそう思い込んでひとりじーんとしていました。

これは「ゼルダの伝説ブレス・オブ・ザ・ワイルド」のサトリ山のようなことだろうとここに書いても誰にも伝わりませんか。

あと、一部ファンが嫌っていて私が好きなシーンについてひとつだけ。
映画の中で、この手でよくある自己犠牲の特攻隊的シーンがでてきます。私は個人的に自己犠牲の特攻隊シーンが身の毛がよだつほど嫌いなので、さすがにげーっと思って見ていたら、ちょっと気の利いたことになるんですね。特攻を阻止するんです。これは良いシーンだなと思いました。でもこれ、ファンの人でこれを怒ってる人いるんですよ。「せっかっく命を犠牲にする大事なシーンなのに邪魔してしまうとはけしからん」と。ちょっと私には意味がわからない思想です。
(このシーンには続きがあって、せっかく阻止したのに妙なことになって、それに関しては擁護できません)

てなわけで、他にもいろいろ、マニアたちが怒ってるのも理解出来なくもない設定や進行がありますが、でもスターウォーズに「スターウォーズはこうあるべき」と決めつけるのが一番よくないんではないかと思っていまして、前にも書いたのですがそれでいうと私にとってスターウォーズの特徴は「かつて観たことがない映画」だったのでありまして、どっかで見たような(スターウォーズ自身をふくめます)シーンばかりのほうがよほど問題あると思うんです。それにしたって「スターウォーズは革新的であるべき。そうでないのは一切認めん」とかまったく思ってませんけど。

ファンがマニア化して先鋭化するとひとつ良くない傾向を持つことになります。それは、対象の条件を無茶苦茶狭めてしまうことです。「こうあるべき」「こうあるべき」「こうであってはいかん」「こんなのは本来じゃない」条件きびしすぎて新しいものも迂闊に捻り出せなくなっちまいます。

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