キング・コング

KING KONG
キング・コング
公開年:
2005
製作国:
監督:
脚本:
音楽:
  • ジェームズ・ニュートン・ハワード
主演:
出演:

1933年の「キング・コング」をピーター・ジャクソンが渾身リメイク。

キング・コング

ピーター・ジャクソン、キングコングには並々ならぬ思い入れがあるそうで、そのリメイクは悲願であったのだとか。「ロード・オブ・ザ・リング」の大成功を受けて実現した2005年「キング・コング」は3時間を超える超大作。オリジナル版への愛を強く感じる忠実な再現とプラスアルファで見事な出来映えとなりました。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズが原作ファンをも納得させたの全く同じ丁寧さが「キング・コング」にあります。
ドラマ部分はより深く丁寧に、巨大生物や街並みの特撮技術は最大限の緻密さで、尚かつ怪獣映画らしい省略と荒唐無稽さをきっちり残し、昔の特撮映画が持つ映像の雰囲気も生かすという、リメイクの鑑のような完璧な仕事を成し遂げました。

いやはや、面白かったです。
序盤のドラマ部分が丁寧に演出されたおかげもあり、登場人物がしっかり説得力を持っています。序盤のリアリティある演出は重要でした。単なるヒロイン、単なる名声欲にかられた男、そういう記号化されたものではなくきちんと人間を描ききりました。
ドクロ島でのアドベンチャーは壮絶のひとこと。ド派手でハチャメチャ、ピーター・ジャクソン初期作品のようなホラー要素もあり、古典美術のような美しい景色あり、活劇映画らしいご都合主義有り、古典的映画らしいいつも綺麗なヒロインありです。
昔の特撮映画が持つマット合成の独特の画面を再現したような映像も多用しており、そういうシーンにノスタルジーを感じる人々をも直撃します。

今風のリアルさと昔風の荒唐無稽さを整合性無視でがっちり組み合わせたことも快挙です。リアルすぎたらキング・コングをニューヨークに連れてくることも困難になりますからね。そこらへんはあっさりシーンをすっ飛ばします。これ大事。

見せ場が多すぎて見終わったあとは頭がくらくらします。まさにジェットコースターに乗せられた気分。一本の映画であんなにやられては体力を消耗しますね。

ジャック・ブラックが複雑な役を好演、我らがアイドル、ナオミ・ワッツのヒロインっぷりも見事です。なかなか絶妙な配役でした。
アンディ・サーキスはピーター・ジャクソン映画の常連で、コック役とコングを演じました。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズではゴラムを演じた役者さんです。

2億ドルを超える巨費を投じ、結果的には成功と言える興行成績を残しましたが「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズほどではなく、特に日本では予想を大幅に下回る成績だったようです。
日本ではキングコングにあまり思い入れがなかったり、単なる怪獣映画に3時間の尺が長すぎると感じたり、そういうことが原因だったんでしょうか。
3時間、ちっとも長すぎじゃありませんよ。贅沢に凝縮された感じすら受けます。

2005年、アカデミー賞視覚効果賞、音響効果賞、音響編集賞受賞。

[広告]

“キング・コング” への 1 件のフィードバック

コメントを残す