the EYE 【アイ】

見鬼
the EYE 【アイ】
公開年:
2002
製作国:
監督:
製作:
  • ピーター・チャン
  • ローレンス・チャン
製作総指揮:
  • ピーター・チャン
  • ローレンス・チャン
  • ジョージョー・ホイ
脚本:
音楽:
  • オレンジ・ミュージック
主演:
出演:
  • ローレンス・チョウ
  • キャンディ・ロー
  • チャッチャー・ルチナーノン
  • エドマンド・チャン
  • ワン・スーユエン
  • コウ・インペン
  • ソー・ヤッライ

幼い頃に失明した女性が角膜手術を受け視力を取り戻して以降、どういうわけか死者の姿を見るようになります。

the EYE 【アイ】

香港・シンガポール合作の「The EYE」はちょっと古いですが2002年の製作、話題になり各国で大ヒットしたためシリーズ化されたりハリウッドでリメイクされたりしました。

角膜移植を受け視力が回復したものの、それ以降幽霊が見えるようになってしまうんですね。もちろん自分にしか見えないし、ひょんなときに死者が見えてしまうものだから主人公女性にとってはたまったもんじゃありません。
怖いしビックリするし死者は何か言いたげだし、大変困ってしまいます。

ありがちと言えばありがちなこの設定、ありがちでもなんでもよろしいです。演出がよければ。で、「The EYE」は恐怖演出がけっこういいです。
中田秀夫的な、まあそうですね、今となってはすでに定番かつ古い話であるところの、日本的ニューホラーの影響下にあるプリプリのアジアテイストです。この手の演出、もう飽きたなんていわないで。ただのそれ風じゃない、しゃんとしたいい演出ですよ。

角膜移植によって幽霊が見えるという設定からして、純粋ホラーというよりサスペンス的ミステリー的展開をします。ええそうです。ミステリ展開と言えば当然、移植された角膜の前の持ち主というものに興味が向きますね。
幽霊的なホラー要素たっぷりの怖い演出が一段落したら、こんどはミステリー展開にて角膜の謎と秘密を追うのです。
ありがちな設定もこうしてミステリアスな謎解きとセットになるとどんどん面白くなってきます。
ミステリーの結果もありがちだよ、なんて悪口も聞こえてきそうですが、そもそもこの作品は奇を衒ったりどんでん返しを狙ったりかつて今までなかった新しい物語を構築したりという、そういう映画じゃありませんから多少のわかりやすい展開も全然気になりません。

ストーリーは意外なような当然なような展開を見せ、最初のじっとりしたホラー要素からどんどん離れて雑食映画の風合いを帯びてきます。このあたり、スパニッシュホラーのスリコン作品とよく似ています。「スリコンって何だ?」と思ったあなたにはええと、確かここで書いたかな、スリコンって。「ロスト・アイズ」・・・すいません。実にくだらない言葉です。
あらまあ、でも図らずも「ロスト・アイズ」は目が見えなくなる話ですね。「The EYE」は見えるようになった少女のお話だから繋がってますね←ぜんぜん関係ないし
そういえばスペイン映画を観てるとアジア映画みたいとか、日本の映画みたいとか思うときがあって、感情的でウエット系で盛りだくさんで感動させようとする展開があったりして、なんとなく似てるなあと。これも関係ない話ですが。

主演の女性を演じるアンジェリカ・リーがかなりいいですよね。ベルリン国際映画祭で最優秀新人賞を獲得したという記述がありますがこの作品でなのか別の作品でなのかわかりません。
このアンジェリカ・リー主演で、同じくオキサイド&ダニーのパン兄弟監督脚本による「リサイクル」ってのも観てみたいすね。作家自ら生み出し捨て去った言葉が具現化するといったホラーらしいです。

さて「The EYE」はあまりの面白さにアジア各国で大ヒット、トム・クルーズが権利を買いハリウッドでもリメイクされました。
ご存じ「アイズ」です。
ご存じないですか。
当初ハリウッド版リメイクは中田秀夫監督でレニー・ゼルウィガー主演の予定だったそうです。なんと。しかし中田秀夫はいいとしてレニー・ゼルウィガーってのはどうですか。というわけでレニーが降板したことにより仕切り直され、ジェシカ・アルバが主演になったそうです。
で、監督も変更されダヴィド・モローとサヴィエ・パリュのコンビが起用されました。
ダヴィド・モローとサヴィエ・パリュとは誰か。
「Them」の監督・脚本のおふたりです。「Them」ってのはDVDでは「正体不明 THEM」のタイトルで出ています。
ルーマニアで起きた事件を基にした映画で、これ怖くて面白いですよ。
普段ほとんどハリウッドリメイクに興味ありませんが、このコンビ監督の作品は「アイズ」と「Them」以外に見当たらないのでぜひ観てみたいなと。ジェシカ・アルバもいいし。「The EYE」のアンジェリカ・リーにはかなわないと思うけどね。

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