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フレンチアルプスで起きたこと

Turist

美しいアルプスのリゾート地でバカンスの家族。ある父親の行動が妻の不信を生み、不審に弁明する言葉がさらなる不穏を呼び、夫婦の亀裂が他の家族にも影響を及ぼし、やがて楽しいバカンスが辛く気まずい状況に雪崩れていきます。絶妙な会話の応酬と映画構成の美学、ニュータイプシニカルファミリードラマ、リューベン・オストルンド監督「フレンチアルプスで起きたこと」の壮絶は奇跡か天才か。

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さらば、愛の言葉よ

Adieu au langage

ジャン=リュック・ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」は言葉と音と映像の洪水で、もうこれがあれば3D映画は他にいらないんじゃないかという徹底的3Dでカッコ良さも爆発、2014年の映画界の奇跡にしてぶっ飛び映画史上に燦然と輝く映画の力と魔力。

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永遠の語らい

Um Filme Falado

歴史学者の女性が幼い娘とふたりで船旅をします。飛行士である夫とインドで落ち合うためですが、いい機会だからゆっくり各地を回り知見を広めようとポルトガルから地中海の国々を巡るのです。
世界最高齢の映画監督マノエル・ド・オリヴィエラが放つ驚異の知性派ロードムービー「永遠の語らい」を観て歴史の果てまで持って行かれ、腰が抜けました。文明、歴史、国、言語、人智、宗教、衝突、世界、時間・・・驚愕の映画がここにあります。

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カランジル

Carandiru

ブラジル、サンパウロのカランジル刑務所(サンパウロ刑務所)で1992年に起きた虐殺事件を描いた実話ベースの物語です。虐殺事件を描きますが、本編の中心は刑務所内の医師が面談する囚人たち個々のお話です。開放的でこれがかなり最高。超面白い。絶品。人生に必要な一本。ヘクトール・バベンコ2003年の作品。

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昔々、アナトリアで

Bir zamanlar Anadolu'da

刑事検事に犯人警官穴掘り人に軍警察、むさ苦しい男たちがぞろぞろと車で荒野を移動しております。いや荒野でなくて畑や湧き水もありますが、不安感掻き立てる何もない小アジアの田舎の一角です。ここで何をしているかというと死体を探しているのです。

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悲しみのミルク

La teta asustada

南米の貧しい村、年老いた母親を失った娘ファウスタは埋葬費用を稼ぐためメイドの仕事を始めます。苦悩と歌を引き継ぎ心を閉ざした女性ファウスタの物語。バルガス=リョサの姪クラウディア・リョサ監督が放った南米文学マジックリアリズム映画の神髄、極上の逸品。

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危険なプロット

Dans la maison

高校国語教師と生徒のお話です。「まったく近頃の餓鬼は馬鹿ばかりで作文の一つも書けやしない」と嘆いている文学者崩れの教師を呻らせる作文を提出するひとりの生徒。教師は作文に夢中になりのめり込みます。

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クスクス粒の秘密

La graine et le mulet

移民が多く暮らす港町の港湾労働者として長年働いてきた61歳スリマーヌは、労働時間を半分に減らすか解雇と宣告されてしまいます。アラブ移民の家族の物語。これはすごい。これは凄いです。

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アクト・オブ・キリング

The Act of Killing

1965年、インドネシアで起きた大規模虐殺の実行者たちを映し出すドキュメンタリー。これは脅威的。ドキュメンタリー映画として、単に映画として、歴史として、政治として、物語として、映像美として、そして人として人類必見。

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柳と風

Beed-o baad

アッバス・キアロスタミ脚本による少年映画。風吹きすさぶイランの田舎で少年が奮闘します。これほどのドキドキがあろうか、これほどのハラハラがあろうか。「柳と風」は身悶え必至のソリッドシチュエーションおつかいサスペンス。

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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

Ony Lovers Left Alive

ジム・ジャームッシュ2013年新作映画は珍しくも吸血鬼のお話。でも「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」の吸血鬼は音楽家で文学者で哲学者で詩人のボヘミアンたち。文化と社会に言及し、洒落と知性に満ちた理想世界のファンタジーを見せてくれる最高の一本。

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隣人 ネクストドア

Naboer

恋人にふられた男がお隣さんの魅惑的な姉妹に「家具を動かすのを手伝って」といわれてついていきます。
・・・これは凄い。

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ホーリー・モーターズ

Holy Mortors

レオス・カラックス13年ぶりの新作映画「ホーリー・モーターズ」はSFで童話でカッコ良くて泥臭く、パワーみなぎり多層の構造、ぶっ飛んでいて哀しくて、面白おかしい最高峰。

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ノスフェラトゥ

Nosferatu

ヴェルナー・ヘルツォーク監督1978年の名作「ノスフェラトゥ」です。吸血鬼にクラウス・キンスキー、美女にイザベル・アジャーニを起用しての幻想的怪奇的ドイツ表現主義的映像美で放つ華麗なる化け物映画。

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気狂いピエロの決闘

Balada triste de trompeta

すさまじい威力。面白すぎてたいへんなことになります。ホラーにコメディにスプラッター。政治的社会派シリアスDVドラマから森のファンタジーに娯楽大活劇まで。狂乱の大傑作。

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Virginia/ヴァージニア

Twixt

フランシス・フォード・コッポラが比較的地味で文芸路線の三部作をこっそり世に放ちましたが、この「Virginia/ヴァージニア」は虚構を強く意識したホラーっぽいミステリー。三部作の真打ちにして最強の一本。素晴らしい出来映え。あっぱれコッポラ。大興奮。大好物。

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籠の中の乙女

Κυνόδοντας

子供たちを家の敷地内に閉じ込めて世間から隔離し、両親の操作で独裁的偽常識を植え付け育て上げている家族のドラマ。怖くてギリギリ、面白くて異常、文芸的興奮に満ちた野心作にして21世紀の怪作。こういうもの凄い作品に時々出会えるから映画はやめられない。

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別離

جدایی نادر از سیمین‎

些細なすれ違いが大きく膨らみみんなが雪崩れるソシアルドメスティックミステリードラマの近代映画最高峰。
世界的に注目されているイランの新鋭アスガー・ファルハディ監督・脚本のドラマ「別離」は普通の意味で歴史に残っていい名作映画。誰が見ても高評価、誰が見ても面白い、こんな映画観ないと損損。

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変態男

Ordinary Man

「変態男」という邦題を付けられたこの映画、オリジナルタイトルは「凡人」です。ホラーでもスプラッタでも色物系低品質映画でもありません。
ヨーロッパの新鋭監督による変な路線の良作を日本に紹介する変態箱シリーズ、その中でも「変態村」と並ぶ屈指の出来映え。

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天地明察

天地明察

江戸時代に日本独自の暦を作るというプロジェクトに挑んだ安井算哲の物語。冲方丁のベストセラー小説を「おくりびと」の滝田洋二郎監督が映画化。
背景画描きましたので是非見てください。

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アンダーグラウンド

Подземље

エミール・クストリッツァ監督1995年作品。怒濤のユーゴ近代史を総括するミクロでマクロで悲惨で可笑しく、戦慄で驚愕でコミカルで歌と踊り、リアリズムを超えたリアリティとファンタジーを超えたファンタジー、超が付く現実、人間と動物と大人と子供と社会の喧噪と狂乱、映画史に刻まれる20世紀末の一大傑作。

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ル・アーヴルの靴みがき

Le Havre

フランス北部の港町ル・アーヴル。以前はボヘミアン生活を送っていた元芸術家のマルセルは今では靴みがき。最愛の妻と忠実な犬とともに暮らしています。
アキ・カウリスマキ2011年の新作映画は、心揺さぶられるボヘミアンと移民の街の社会派ファンタジー。大絶賛。

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ラヴィ・ド・ボエーム

La Vie de bohème

芸術家3人がパリを舞台にボヘミアン生活。アーティストの生き方がハードボイルドであることを端的に示すアキ・カウリスマキ1992年の傑作。

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黒猫・白猫

Crna macka, beli macor

ジプシーの一族とその周囲に巻き起こるハチャメチャ騒動。父ちゃんの詐欺的儲け話、息子の恋愛、爺ちゃんとその親友ゴッドファーザー、ゴッドファーザーの息子、詐欺師のチンピラ、可愛いあの子、面白人間たちとドナウ川と動物たち。これでもかというほど詰め込まれた騒然煩雑猥雑不可思議異世界映画の巨頭。

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ニーチェの馬

A torinói ló

タル・ベーラが最後の映画作品と宣言したまさに最後を描く究極映画。風吹きすさぶ荒野に住む老人と娘そして馬の6日間。

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ライフ・イズ・ミラクル

Живот је чудо

セルビアとの国境近く、ボスニアの山間部に暮らす鉄道技師ルカの物語。オペラ歌手の妻とサッカー選手を夢見る息子、そして動物たちと暮らしています。時は1992年、ボスニア紛争勃発です。シリアスな時代背景におけるコミカルな恋の物語が始まります。

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サクリファイス

Offret

アンドレイ・タルコフスキーの遺作「サクリファイス」つまり犠牲です。世界の終わりと対峙する苦悩する男の物語。
どうしても見なければならないと思って、震災と同じ日の前日、この映画に挑みました。

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メランコリア

Melancholia

憂鬱という惑星が地球に迫る状況で、ジャスティンとクレアの姉妹が対峙する世界と己、絶望と破滅、混乱と秩序、宇宙的規模の小さな心。
ラース・フォン・トリアーが描く世界の終わりはこちらです。深い感銘をもたらす大傑作にして人類が見ておかねばならない映画のひとつ。

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BIUTIFUL ビューティフル

Biutiful

移民や不法滞在者がひしめくバルセロナの一角で暮らす子持ち男ウスバル。仕事と家族。社会と人。父と子。苦悩と焦燥。絶望と当惑。継承と遺緒。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥがハビエル・バルデムを主演に迎えて描ききるひとりの男の複数なる生き方を示す映画。

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ストーカー

Сталкер

危険地帯「ゾーン」へのツアコン、ストーカーと呼ばれる案内屋が作家と科学者を引き連れて進みます。タルコフスキーの超傑作、文芸哲学ハードコア社会心理精神分析ホラーSFの金字塔「ストーカー」はこちらです。

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イディオッツ

The Idiots

ラース・フォン・トリアーが「奇跡の海」の次に撮った「黄金の心」三部作の二作目、1998年の「イディオッツ」がDVDにて復活。ドグマ95のルールに従って作り上げた可笑しくも辛い「馬鹿たち」の行動と顛末。

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まぼろし

Sous Le Sable

仲の良い夫婦がドライブ、ランド地方の別荘へバカンスの旅です。別荘へ着き、ソファのシーツを片づけて薪を集めます。奥さんはちょっとワクワク。ねえ海へ行きましょう。行こう行こう。わしちょっと泳いでくるね。いってらっしゃい。あたしは浜辺で居眠ってるわ。

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ビデオドローム

Videodrome

地方テレビ局の社長は貪欲に刺激的な番組を求めており、そんな彼がある時出会う暴力と官能の映像ビデオドロームの虜になってまいります。
クローネンバーグの名を轟かせたご存じニューウェーヴサイバーパンクSFホラーの礎的作品。

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白いリボン

Das weiße Band

第一次世界大戦直前、北ドイツの小さな村で連続する不可解な事件と村の不穏を描くミヒャエル・ハネケ最新作にして大傑作。2009年第62回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の「白いリボン」がようやく順次地方公開。

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シティ・オブ・ゴッド

Cidade de Deus

リオデジャネイロのスラムを舞台にしたストリートチルドレンやギャングたちの抗争。貧困と暴力と麻薬。そして血の中の知力と文化。実話を元にした実録小説の映画化。

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10ミニッツ・オールダー: The Trumpet

Ten Minutes Older: The Trumpet

15人の巨匠監督による10分の短編映画を集めた2本のオムニバスのうちの一編「The Trumpet」

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倫敦から来た男

A Londoni férfi

港の鉄道監視所で夜勤をする男マロワン(ミロスラヴ・クロボット)がある夜目撃する一つの事件。海に落ちた鞄をこそこそと持って帰るとそこには大金が。
目を見張る映像美と芸術的カメラワークで綴るサスペンスフルにしてとんでもなく凄い映画芸術の一つの到達点。

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ダンサー・イン・ザ・ダーク

Dancer in the Dark

60年代のアメリカのとある町。チェコからの移民セルマ(ビョーク)は息子と二人トレーラーで暮らし工場勤務でコツコツお金を貯めています。
言わずとしれたトリアー監督の大傑作。歌と踊りとむごたらしさはこちらです。

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ゴースト・ドッグ

Ghost Dog: The Way of the Samurai

侍への道。「葉隠(はがくれ)」を愛読し侍道に傾倒する殺し屋ゴースト・ドッグ(フォレスト・ウィテカー)とマフィアとの対決。

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