昨日・今日・明日
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニのふたりが、それぞれ異なる設定の三つのお話を紡ぎます。1963年のコミカルな映画。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニのふたりが、それぞれ異なる設定の三つのお話を紡ぎます。1963年のコミカルな映画。
些細なすれ違いが大きく膨らみみんなが雪崩れるソシアルドメスティックミステリードラマの近代映画最高峰。
エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチの巨匠監督三人によるコラボレーション。列車を舞台に三監督による三つの物語が描かれます。三つの物語ですが、全体として一本の長編映画のようにシームレスに結合。しっとりしててコミカルで不思議でちょっとドキドキしてプチ感動あり。
ドイツで暮らすトルコ系の年老いた父と子、その父が囲う娼婦、トルコで政治活動に身を投じ、国を追われドイツに不法入国してくるその娼婦の娘、一文無しのその娘を匿うドイツ人女学生とその保守的な母親。
ドイツとトルコの社会情勢に影響を受ける3組の親と子の絡み合う物語。愛と喪失、死と再生の旅路。ファティ・アキン監督2007年の名作。
大災害による終末の恐怖に囚われた男の物語。悪夢は災害の予知なのか、精神疾患なのか。家族のためにシェルターを整備します。
完璧な脚本、見事な演技、圧倒的な完成度。大絶賛。こんなの知らなんだ。なんだこれは。
エミール・クストリッツァ監督1995年作品。怒濤のユーゴ近代史を総括するミクロでマクロで悲惨で可笑しく、戦慄で驚愕でコミカルで歌と踊り、リアリズムを超えたリアリティとファンタジーを超えたファンタジー、超が付く現実、人間と動物と大人と子供と社会の喧噪と狂乱、映画史に刻まれる20世紀末の一大傑作。
カナダの端のほうの小さな島。かつて漁業で栄え今ではすっかり貧困島と化したこの土地に持ち上がった工場誘致の話。しかし工場建設には定住する医師が必要条件。島民が一丸となって「魅力的な島」を演出し、医師を騙して気に入られ定住する気にさせようとするお話。
アメリカ合衆国ミズーリ州の見捨てられた貧しい村で、精神異常の母親と幼い弟妹を抱えた17歳少女が暮らしております。駄目男の父親は警察にとっ捕まった後、自宅を保釈金の担保にして失踪。このままでは家を取られる。消えた父親を見つけださねば、と家族のために失踪した父親捜索を開始する少女リーでありました。
アルゼンチン/スペイン映画「ルイーサ」です。ブエノスアイレスで猫と暮らすおばさんルイーサ、きりりと身を引き締めて規則正しく日課をこなすこの老齢近い女性にある日不幸が折り重なってやってきます。
移民や不法滞在者がひしめくバルセロナの一角で暮らす子持ち男ウスバル。仕事と家族。社会と人。父と子。苦悩と焦燥。絶望と当惑。継承と遺緒。
1965年に起きたバニシェフスキー家の虐待事件を映画化した作品。虐めの構図。
マッチ工場で働く女性イリス(カティ・オウティネン)は女の負け組、孤独で傷ついたある意味人生の落伍者。
ナチ占領下の北フランスが舞台。二児の母で戦地の夫を持つマリーが行った仕事と顛末。
赤ちゃん映画であると同時にちびっ子映画であると同時に家族のドラマと同時に愛のドラマ、同時に社会をも描くリアリティと心の在処を描く人間描写とぶっ飛びファンタジーの完全融合、「Ricky リッキー」超おもろい。
「カルネ」の続編。刑務所から出所した元馬肉屋の嫌悪・倦怠・貧困・孤独そして娘への愛。
ギャスパー・ノエの文芸フランス映画調作品。絶好調。