ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区
ポルトガル、世界遺産のギマラインス歴史地区を題材に4人の監督による短編を集めたオムニバス映画。監督はアキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・ド・オリヴェイラの4人です。
ポルトガル、世界遺産のギマラインス歴史地区を題材に4人の監督による短編を集めたオムニバス映画。監督はアキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・ド・オリヴェイラの4人です。
死体安置所の警備員が何やらパニクった末にトラックに轢かれてしまう事件が発生。なになに、安置所から死体が消えた? 捜査する刑事、消えた遺体、消えた遺体の夫、謎が謎を呼びます。不穏な空気と予想できないストーリー展開、良質のスペイン産ミステリースリラーです。
「ローマでアモーレ」はウディ・アレンのオールスターヨーロッパ旅情シリーズのイタリア、ローマ編の群像劇風コメディで、面白いったらありません。
トルコの小さな村で起きるゴミ処理場を巡る問題を5年間にわたり撮影したというファティ・アキン渾身の告発ドキュメンタリー。
イギリス人のサウンドエンジニアがイタリアの映画スタジオに雇われ、慣れないホラー映画の仕事を開始します。トビー・ジョーンズを主演に迎え大フィーチャー。はたらくおじさん-サイコ・サウンドエンジニア編。これは意外とあなどれません。それどころかかなりの傑作。というか凄い。
失業中の広告屋ロベルトが仕事を無心するも冷たくあしらわれ傷つき、やがて遺跡発掘現場をうろちょろしているとトラブルで転落、即死は免れますがたいへんな事故となってしまいます。アレックス・デ・ラ・イグレシア監督2012年の「刺さった男」は人間の尊厳と愛を描くソリッド・シチュエーション・串刺し・アクシデント・悲喜劇。これ凄くいい。
「スラッシャーパーティ」は、パーティで浮かれた翌日酷い目に遭う人気俳優と女の子たちの事件を描くスペイン産ホラー・スリラー映画ですがまあまあ気を抜いてOK。
「ルーム237」はスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」についてマニアがあれこれ語るという映画です。
京都、沖縄、東京を舞台にそれぞれ異なる技法で描くジャンル無用の混在映画。山本政志監督が「超インディーズ宣言」と共に世に放つ絶望時代の怪作。
「96時間」で渋い親父アクションを見せたニーアム・ニーソン主演の謎サスペンス。監督がジャウマ・コレット=セラっていうのでこれは注目。
「猿の惑星」の多分「新」と「征服」をリメイクというか解釈し直した新生「猿の惑星」は真面目路線。
不幸を背負い心に傷を持つ少年TJがある日謎の流れ者にいちゃんヘッシャーと出会います。少年と変なにいちゃんとの変な関係。いわゆる「三月うさぎモノ」のハイセンス大快作。
「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ監督の待望の2作目。ノンストップSFしゃっくりテクノ心理スリラーの超快作。ダンカン・ジョーンズ、最早本物。
ギレルモ・デル・トロのプロデュースで「永遠のこどもたち」の主な面々が結集したスパニッシュ・スリコン作品。これは期待してしまう・・・
飛び降り自殺の捜査をしていた刑事が現場目前のビル内のエレベーター事故とそこで発生した事件に直行することに。
M・ナイト・シャマランが自身のアイデアを若いスタッフに撮らせるプロジェクト「ザ・ナイト・クロニクル」シリーズ最初の作品。
「カーズ」の続編は盛り沢山ドタバタスパイアクション。
世界中に来襲した宇宙人があれよあれよという間に各都市を制圧。ロサンゼルスもやられそう。軍人たちがロサンゼルスを奪回しようとがんばります。
憂鬱という惑星が地球に迫る状況で、ジャスティンとクレアの姉妹が対峙する世界と己、絶望と破滅、混乱と秩序、宇宙的規模の小さな心。
ラース・フォン・トリアーが描く世界の終わりはこちらです。
(やや内容に言及しておりますので未見の方はご用心を)
テレンス・マリック監督が放つ久々の作品はノスタルジック父と子マクロミクロコスモス信仰道徳生と死家族人生鬱々きらきら映像叙事詩。第64回カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞。
宇宙が大好き美人で賢いローダちゃんはなんとMITに合格。やったね。わいわい。と、そういうときに大ニュース。「未知の惑星が発見されました」なになに。どこどこ。運転しながら空を見上げると何となく見える青い星。でも脇見運転は人生を狂わせますよ。
「ホステル」のパート3です。ただしタランティーノもイーライ・ロスも関係していない上に、本国でも劇場公開なしのビデオ作品。それを踏まえて、期待せず優しい気持ちで観てあげようというそういう作品です。さて出来映えはどうでしょう。
タル・ベーラが最後の映画作品と宣言したまさに最後を描く究極映画。風吹きすさぶ荒野に住む老人と娘そして馬の6日間。
「呪怨」の清水崇監督がお届けするファンタジーホラー。クリストファー・ドイル撮影、満島ひかりに香川照之と、なんとなく良さそうな雰囲気を漂わせた作品ですがさてどうでしょうか。
ルーベン・フライシャー監督ジェシー・アイゼンバーグ主演の「ゾンビランド」チームがお送りするクライムコメディ。
ピザ配達員とその親友、遺産欲しがるどら息子とその相棒、ふたつのコンビが事件を起こします。今時感覚がいい感じ。
フランス北部の港町ル・アーヴル。以前はボヘミアン生活を送っていた元芸術家のマルセルは今では靴みがき。最愛の妻と忠実な犬とともに暮らしています。
アキ・カウリスマキ2011年の新作は、心揺さぶられるボヘミアンと移民の街の社会派ファンタジー。大絶賛。
ペドロ・アルモドバル監督・脚本の「私が、生きる肌」は、壮絶かつ荒唐無稽、 SFかホラーか猟奇か狂人か、と、変態性豊かな愛の映画。
斬新メタホラーの快作として一世を風靡した「スクリーム」シリーズの続編。「スクリーム3」から10年、同窓会的な完全な続編でスクリーム節も健在な「4」はどんなでしょう。
社会と人間を描かせたらこの人たちの右に出るものがいないという、ジャン=ピエールとリュックのダルデンヌ兄弟、この巨匠兄弟監督の2011年新作はやっぱり受賞の「少年と自転車」です。揺さぶられてください。
米国で行われるオタクの祭典「コミコン」にはるばるイギリスからやってきた二人の男が、エリア51近辺で逃げ出した宇宙人ポールと出会います。SF映画への愛に満ちあふれたパロディ映画。
震災を受けて脚本を書き換えたと言われる園子温監督の「ヒミズ」は、少年と少女、震災後の被災者たちの物語。園子温映画のキャスト総出の力作。
「JUNO ジュノ」の監督(ジェイソン・ライトマン)と脚本家(ディアブロ・コディ)のコンビが、シャーリーズ・セロンを主演に迎えてお届けする危ない女性の物語。37歳バツイチ都会のゴーストライターで大人になりきれない女性メイビスが元彼を軽く奪うために故郷の田舎町に舞い戻ります。
戯曲を元にして作ったロマン・ポランスキー監督のワンシチュエーションコメディ。子供の喧嘩について話し合う二組の夫婦が喧嘩します。
渋谷のホテル街で女性が猟奇的に殺害されております。この犯罪に関わる女たちの官能事件簿。
ビデオ作品「レイプゾンビ」です。何らかの原因により男が全員レイプゾンビと化してしまうという、いわゆるゾンビ系エロティックホラーというか、なんでしょうか。これ、何でしょうか。
ギレルモ・デル・トロ プロデュースのダーク・ファンタジー。こわ〜いおとぎ話です。古いお屋敷の地下深くに潜む妖精さんたちが女の子を誘います。
「マペット・ショー」や「セサミ・ストリート」でお馴染みマペットたちが繰り広げるコミカルミュージカル敗者と復活のファミリームービー。
大災害による終末の恐怖に囚われた男の物語。悪夢は災害の予知なのか、精神疾患なのか。家族のためにシェルターを整備します。
完璧な脚本、見事な演技、圧倒的な完成度。大絶賛。こんなの知らなんだ。なんだこれは。
1930年代のパリを舞台に、駅の時計台に隠れ住むヒューゴ少年の冒険を描きます。少年と少女、30年代懐古パリ、暖かい人々、老人と映画、映画館と本。
ピナ・バウシュ率いるヴッパタール舞踏団の4つの舞台を中心に、団員のインタビューと挑戦的なパフォーマンスを収めたドキュメンタリー。ヴィム・ヴェンダースがピナ・バウシュ他界の失意を乗り越えて作り上げた舞踏美術の驚異の神髄。
「ムカデ人間」の続編、というか3部作(の予定)2作目「ムカデ人間2」です。映画「ムカデ人間」大好き男が「よしおれもムカデ人間を作ろう。しかも12人で」と決めたかどうだか、とにかく人を集めて繋げようとしています。
大統領予備選にまつわる選挙事務所サスペンス。リベラルで男前の州知事に付いて予備選で勝たせようと頑張る選挙スタッフのあれこれ物語です。野望と理想を抱く若きエリートコンサルタントの仕事ぶりをドキドキドラマで展開。
昼は整備工と映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を手助けするドライバー。孤独な男がお隣さんの人妻に一目惚れ。よっしゃ彼女のために一肌脱いでやろうじゃないの。という任侠系映画。
親子三人ができたての豪邸に住んでいます。そこに現る武装強盗団。「おいこら金庫を開けろ」「いやだ」
ニコラス・ケイジとニコール・キッドマンが夫婦役でゴージャスに共演のファミリーサスペンス。
幸福な家族に舞い込む事件と顛末。唐突に訪れるある事件のために、ある家族を不穏が包み込みます。家族や元家族の愛のドラマであり、犯罪と事件のミステリーであり、秘められた性癖の心理劇であり、裏切りとどんでん返しのサスペンス劇場であります。まあその、それだけじゃなく、いろんな意味で不可思議なチェコの映画。
鬱の会社社長がビーバーのぬいぐるみを腹話術のように使って活発になります。頓珍漢な邦題をつけられたコミカルで妙なこの映画はジョディ・フォスター監督の「ザ・ビーバー」
核攻撃を受けて壊滅状態のニューヨーク。アパートの地下シェルターに逃げ込んだ男女9人の不安と不信の密室劇。ホラー要素も含めてのシチュエーションSFスリラー。監督が「フロンティア」のザヴィエ・ジャンです。
「ぼくのエリ」のトーマス・アルフレッドソン監督が、ジョン・ル・カレの小説「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化。ゲイリー・オールドマンにジョン・ハートにコリン・ファースにトム・ハーディなどなど、大物著名俳優を迎えてじっとりがっつり冷戦時代のスパイを描きます。
NYからプエルトリコへやってきたジョニー・デップ演じる酔いどれ詩人・・・じゃなくて記者ポール・ケンプの仕事と顛末。
変なタイトルを見て逃げ出さないでください。セドリック・クラピッシュ監督の人情コメディ、ちょっとだけ社会情勢なんかも取り入れた大人の女の奮闘記です。
恋と失恋と友情とバイオレンス。若手監督が実体験を元に作ったという失恋男の物語。「ベルフラワー」