ジャンゴ 繋がれざる者

クエンティン・タランティーノの西部劇。奴隷問題をテーマに映画を作りたかったそうですが、もちろん真面目に社会問題を扱うわけがなく、黒人賞金稼ぎのずびずば映画です。超面白いとしか言いようがないしわーわー言って楽しむ以外に術がない天下の娯楽超大作。

桐島、部活やめるってよ

高校生たちの群像劇風青春映画。桐島という男が部活をやめるというただそれだけのことが狭い世界で生きる高校生たちには大事件。桐島と近い位置にある友人から遠い位置にいる映画部員にまで、その影響が駆け抜けます。

ライク・サムワン・イン・ラブ

アッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に、日本人キャストとスタッフによって作り上げた作品。劇中に流れる「ライク・サムワン・イン・ラブ」をタイトルに、引退した大学教授と風俗嬢とその恋人たちの切り取られたある日を描きます。

ウーマン・イン・ブラック

誰も住む者がいなくなった古いゴシックホラーの館にひとり調査に出向く元ハリー・ポッターの男。黒衣の女をお見かけしてからちょっと様子が変です。

ホーリー・モーターズ

レオス・カラックス13年ぶりの新作映画「ホーリー・モーターズ」はSFで童話でカッコ良くて泥臭く、パワーみなぎり多層の構造、ぶっ飛んでいて哀しくて、面白おかしい最高峰。

レプリカ

郊外の別荘にやってきた家族3人。おや。明け方に変な物音が。やあこんにちは、ご近所のものです、どうぞよろしく。ところがこのご近所さん、こいつらちょっとヤバい奴らです。一家を襲う不条理スリラー、カナダからのお届けです。

レッドライト

「リミット」で一躍スター監督に躍り出たロドリゴ・コルテスがロバート・デ・ニーロ、シガニー・ウィーバー、キリアン・マーフィーなど超スター俳優を上手く使いこなせるのか、大物たちを前にひれ伏すことになるのか、そっちの方がよほど興味深いのであります。

ムーンライズ・キングダム

こだわり派監督ウェス・アンダーソン2012年の新作は、どこかの島を舞台に少年少女の一夏の恋と冒険を描いた一見気軽なコミカルアドベンチャー。ただしその中身は鼓動爆発寸前の見事な一級品。面白く懐かしく美しく、蕩けるような映画的興奮の坩堝に呑み込まれる予想を超えた名作。これは最高の逸品です。

クラウドアトラス

時代や国が異なる6つのエピソードを同時に描く宇宙的規模のSFヒューマニズム叙事詩。時代や国が異なるそれぞれのお話同士がどこか何か繋がっているという、輪廻というか宿命というか、どことなく大袈裟で面倒臭そうに見える「クラウドアトラス」ですが実に見応えのある大作。トム・ティクヴァが監督やっているパートもあります。