キャビン

The Cabin in the Woods
いかにもホラー展開な森の山小屋にのこのこ現れる若者たちと彼らを誘導し監視する組織の人々。
キャビン

2013年の春に公開されて話題だったホラー映画。
何だか「ネタバレ食らう前に観とけ」って感じで、だから目を閉じ耳を塞ぎ情報をガラガラぴしゃんと遮断し我慢しつつ、ちょっと遅れて観たのです。
そしてそれからまたかなり遅れてこうして感想文を今頃書くわけですが、これは確かにネタを知らずに観るのが面白いですね。でももう今となっては周知のことなのかな。わからないけどまだ観ていない人がいる限り下品なネタバレは辞めておこうと思います。

さてこの映画、若者たちが山奥の山小屋にのこのこ出かけていきまして「死霊のはらわた」のパロディみたいな行動を取ります。
ホラーの定番を順当に推し進めますが、でもそれだけじゃありません。

実はこの映画、怪しいおじさんたちがモニターで若者たちを監視しているシーンから始まります。定番ホラーを体験する若者たちと、それを監視・誘導する組織の男たちのお話であるということはこのように冒頭初っ端から宣言されています。

怪しい男たちが誘導し、監視している山小屋のホラー物語が粛々と進行し、若者たちはひとりまたひとりと血祭りに上げられます。

怪しい組織の目論見は何でしょう、若者たちはどうなっていくんでしょう、というのが「キャビン」の骨子で、その後どうなるかは見てのお楽しみってやつです。かなり楽しいです。

というわけでこの先のことは言えませんので、後半にわーわー言うたりぎゃーぎゃー騒いだりひゃっほーと叫んだり出た出た出たと拍手したりしたことに関しては何も言いません。

面白かったのは確実です。はい。
監視役のリチャード・ジェンキンスなんかもノリノリでやってましたし、あの大物女優もいつものように効果的なところで登場して大笑い。
でも結論をいうと、面白かったし好きですけど、まあまあのもんです。必要以上に褒めることはありません。

いえ、どこかが気に入らないとか、そんなわけでもないのですが、なんといいますか、優等生的と言いますか、そつがなさ過ぎて完成度が高いっていうのが手放し絶賛できない原因かもしれません。

普通の娯楽映画と同じく、観ている間は大喜びでもその気持ちがずっと残り続けるというタイプの映画じゃないからでしょうね。

もうひとつはいくら遮断しても聞こえてくる「予想外の展開」「想像を超えた展開」というようなうわさ話です。こういうのを聞いてしまうともういけません。実際の話、どんでん返し的な展開はぜんぜん予想を超えません。そのせいで、身構えつつ実は必要以上に期待してしまった分、絶賛できなかったのかもしれません。

予想を超える部分っていうのは、もうちょっと狭い範囲のことですね、ある部分に関しては予想を超えた大盤振る舞い的面白さに満ちていましたが、「予想もしない展開」というのはちょっと言いすぎかな、と。

というわけで過度の期待をせずにいると期待を超えた面白さを体験できるでしょう。
期待しすぎている場合はここであえて「まあまあですよ」と言って期待値を下げて差し上げますので、クールダウンしてから観てみるといいでしょう。

それからすでに観た人、すでに観た人同士なら「あそこすごかったよな」「あそこおもろかったよな」と語り合えるのですがこの場ではやめておきましょう。
まーしかし扉が一斉に開くあそこのあのシーンなんかはもうね、来(以下略)

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