機械じかけの小児病棟

Fragile
歴史ある古い小児病院は老朽化で閉鎖寸前。ここに看護婦としてやってくる主人公女性が遭遇する怪奇現象。病院系幽霊系感動系ホラー。
機械じかけの小児病棟

「REC」があまりにも面白いので「誰だ誰だジャウマ・バラゲロって何ものだ」と無知な私は過去作を見まくりです。
マイナー系ホラー監督かと思いきや全然そうではなくてメジャー系実力派系新鋭系の才能豊かな監督だと言うことが判ります。
そもそも「REC」以前のこの「機械じかけの小児病棟」以前には「ネイムレス」「ダークネス」でとっくに注目を集めまくった話題の監督だったわけです。
そんなこと全然知らず、「REC」の次に見てみたのが本作「機械じかけの小児病棟」。

老朽化して閉鎖目前の小児病院。子供たち。幽霊。
ネタ的にはありきたりですね。でもいいんです。
この映画はこけおどし的なホラー映画ではありません。斬新さや攻撃性もありません。落ち着いたメジャー系作品です。
どちらかというと感動系です。
で、「ネイムレス」と「ダークネス」に通じる「詰め込み系」でもあります。
悪く言えば「あんなシーンやこんなシーン」「あんな効果やこんな効果」と、いろんな要素を詰め込みすぎて作品を貫く一本糞もとい一本筋が通った骨太感がありません。
良く言えば、既存のジャンルに囚われない自由で新しいドラマの系統です。ギレルモ・デル・トロ作品はじめラテン系映画によくある既存ジャンルからの脱却系です。
こういった方向性、支持します。

スペイン映画はどうやら情感たっぷり系の作品が多いように感じます。他のヨーロッパ映画にはない感情面のくどさや心を大事に扱う点は日本のドラマにも通じるちょっとべたついた感じです。面白い特徴ですね系の系系,系系とまことにうざい文章であいすいません。

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コメント - “機械じかけの小児病棟” への2件の返信

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