Movie Boo 抹消か

以前このコーナーで「googleハミゴに一喜一憂しない」なんていう日記を書いたんですが、その続きです。 ほんとに一喜一憂しないでぼんやり多忙の時期を過ごしてたんですが、どうやらまだハミゴが続いているようなのですね。検索から来る人がほとんどいないままです。 さすがに虐め期間が長いなあと思って試しに自分でMovieBoo関連を検索してみたら、全然ヒットしない状態が続いていることがわかり、アクセス解析を見たらgoogleに記事がほとんど登場していないことがわかりました。記事以外のどうでもいいページばかりちらほら出てきます。 あまりにもくだらない記事ばかり書いているので無価値とされたのだな、と納得したものの、どうもおかしい。 結果的には無価値と判断されて抹消されていたということだったんですが、それがわかった経緯はこうです。
Movie Boo 抹消か

検索結果に登場しない件でぐぐってみたところ、まあ知らないことがてんこ盛りで脳から湯気出そうになりながら、これはGoogleのペナルティというものではないかという説が浮上しました。サイトに悪巧みを仕込むとペナルティを受けて検索結果から消されるのだそうです。
きっとこれだ。おれは悪の組織だからな。と思ってペナルティというものを調べたら、なんだかよくわからない。SEOとか検索対策とかいうらしいです。

というわけで意味がわかりませんからやはり放置することにしました。と言いながらも女々しく時々ペナルティについて調べていたら、検索のやり方を工夫して自分のサイトがどうインデックスされてるか確認する方法が載ってました。で、これをやってみたところ、「似たような結果は隠されています」みたいな表記で多くの記事が隠されています。はて。「似たような」って、何が何と似ているのだろう。

不審に思ってもう少し突っ込んでみることにしました。
もう少し検索結果を念入りに確認したいと思い、あれこれ検索語を工夫してMovie Booの位置を確認します。その中でついにいい方法を発見。ユニークな文言で検索するのです。
以前はアクセスのやたら多かった「東京原発」で試してみます。
記事の内容から、文章をコピーして「” “」で囲んで検索します。これならどうしようもなくて検索されるはずです。さっそくやってみました。
東京原発 “地球的 規模の想像力に根ざす信仰的な”
なんと、自分の記事ではない同じ内容の記事がヒットしてMovieBooはかすりもしません。「似たページ」とは、これのことだったんです。

当時の検索画面スクリーンショット

反原発はいいのですが、一般常識をお持ちでないサイトが、記事を丸々コピーして載せていたんですねえ。

他のページもいろいろやってみました。 こちらはさらに驚くべき結果でした。

最近の記事「メランコリア」で試します。
メランコリア “世界終焉願望を持つ人間の多くが実のところ滅びるのは世界ではなく”」 でググリます。

当時のスクリーンショット

これは笑います。検索結果は1件。で、MovieBooの記事ではありません。全文引用した別のサイトだけがヒットしております。

“なんとメキシコ語なんていう語はありませんで” 」で検索して「BIUTIFUL ビューティフル」を見つけようとしましたがこちらも同じ。

スクリーンショット

これらでヒットするのは映画何とかっていう特定のサイトです。このサイトに引用されたページはひとつやふたつじゃありませんで、ちょっと確認できないくらい大量、ほぼ全部に近い記事がパクられ自動生成されていました。

検索結果ではこの引用サイトが表示され、MovieBooが消されていましたんですねえ。特殊な検索で確認してこの調子ですから、普通の検索結果に出てくるわけがありません。

この引用サイトは見覚えがありました。よくあるブログを紹介するようなサイトだと思って何かの拍子に登録した覚えがあるのでしたよ。これはやられた。

アカウントが残っていたので慌てて消しましたが後の祭り。これはオレオレ詐欺に引っかかった人を笑えません。これは身から出た錆。まさかパクりサイトになってしまっていたとはつゆ知らずでした。

というわけでMovieBooの記事ページがgoogleから消えたのはこういった引用サイトのおかげで「似たページ」扱いを受けて排除されていたからだったということがわかりました。

引用サイトも悪者ですが、それに負けてしまうというオリジナルも情けない限りです。つまりオリジナルだろうがなんだろうがMovieBooの記事は無価値で、同じ内容なら引用サイトのほうがましであると検索システムが判断したのです。

しかしこれは放っておくのもどうかと思ってさらにググリ続けて対処を探しました。
で、非常識サイトの方はgoogleのフォームから、悪巧みの引用サイトのほうにはウェブマスターらしき会社(なんか怪しいウェブ関係の会社だった)に記事を消してくれメールを入れときました。
その結果がどうなるのかはわかりません。

こういうのをもし仕事のサイトでやられたらたまったものじゃないですねえ。まあしかしいろいろ勉強になりました。

Movie Booが無価値であるとされる判断基準のひとつは、いろんなそっち系のサイトによりますと「役に立たない」「内容がない」「オリジナリティがない」それに「作りが出鱈目」「人気ないからリンクされてない」ということらしいですね。確かにその通りなのでうなだれるしかありません。

[追記]

「正常に検索されてますよ」というご報告もいただいてます。打った手が功を奏しはじめているのかもしれません。

[さらに追記]

パクりサイト、反原発パクり記事、共にGoogleがインデックスから削除してくれた模様です。

ただ、MovieBooが検索の彼方へ飛ばされたこと自体に変化はありませんで、以前のように検索から来てくださる方はほんとに少なくなってしまいました。一旦ダメサイトの刻印を押されてしまってはなかなか元には戻らないのだろうと思われます。

 

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