コラテラル

Collateral
トム・クルーズが悪人を演じます。
コラテラル

タクシードライバーのマックス。女弁護士を乗せて上機嫌、べらべらとしゃべりたくります。
この冒頭、いいですね。のっけから引き込まれます。
このタクシードライバーが事件に巻き込まれますよ。悪いやつはトム・クルーズです。なんとトム・クルーズ、悪人に挑戦です。しかも知能が高くて万能のプロ中のプロの殺し屋です。
うちの奥様はひどいことを言う奥様でして、トム・クルーズのことを「脳味噌空っぽのアホ面。あの顔では賢い役なんか出来ん」と。そこまで言うか(そこまでは言ってないか・・・)
というわけでトム・クルーズ、賢さはともかく、悪人としてしっかり演じきっております。さすが世界の大スター、何だってやります。私は奥様と違ってトム・クルーズは偉いと思ってるので偏見など持っておりません。

さてコラテラル、こういう巻き添え系サスペンスアクション映画というのはもうハリウッドの独壇場でございまして、決して退屈させず、あわわ、あわわと物語の展開に楽しく乗っていけます。確かに、同じハリウッドのこの手の映画でも、中には大層馬鹿馬鹿しくて、乗るに乗れない映画もたくさんありますが本作は大丈夫でした。十分楽しめました。

「今日の映画は何観んの?」との奥様の問いに「トム・クルーズ」と答えると、カメムシをすり潰したように「え〜」とブーイングされます。しかしこういうちゃんと面白い映画だったら見終わった後機嫌も良く、美味しくビールもいただけるのであります。

2006.11.08

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