スモールタウン マーダー ソングズ

Small Town Murder Songs
町中の人間が顔見知りと言っていいくらいの小さな町で起きた殺人事件。そして主人公は捜査する刑事・・・ではなくて地元の警官なんですね、これが。
スモールタウン マーダー ソングズ

正直に白状しますが、この映画の面白さというか意味というか意図というか、全然わかりませんでした。見終わってぽかーん。いえ、決して嫌みでもないし貶してもいませんよ。貶そうにも制作の意図やテーマが分からないからどのポイントを貶していいのかすら分からない。褒めようにも何を褒めれば意図通りなのか分からない。誰か、この映画をわかりやすく解説してくださいお願いします。

小さな町の閉塞感?直接描かない登場人物それぞれの事情?かつての粗暴さを我慢する主人公のアイドル映画?信仰心のそれぞれの発露?情景描写に過ぎない緊迫感のない犯罪?あえて何も捻らず淡々と描写する試み?
どうもどれも当てはまるような全然当てはまらないような。時にはさっぱりわからない映画に出会うこともあるのですね。
さっぱり分からないながら、自分に分かる部分もありますので仕方なくそれを書きます。

この映画の演出のうち、カッコいいのは章立ての各章スタート部分です。聖書からとったタイトル文字がバーンと出て、スタイリッシュな映像とともにゴスペルっぽい音楽が流れます。
映画全体で流れる力のある音楽はなかなかの大好物。
映画の意味は分からないけど、監督のやりたいことの一つがこの章立てとそれに続く音楽の効果によるカッコいいMTV的演出なのは多分間違いありません。タイトルにもSongsとあるし。
そこはしかと受け取った。
カッコいいよっ。

サウンドトラックはブルース・ペニンスラ(Bruce Peninsula)です。普通にiTSにサントラが売ってました。これ買おっかなっ。

後日談。
iTSでサントラ買いました。映画はよくわからなかったけど音楽は結構いい。

さらに数年後。
この監督の別の映画(ラスト・エクソシズム2)を見たことによって作品の持ち味が何となく理解出来てきました。つまり特別強く何かを描こうとしていないこと自体がこの映画の魅力だったのではないかと。

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