堕天使のパスポート

Dirty Pretty Things
昼はタクシードライバー、夜はホテルのフロント係、してその実態は、医師であり貧困な移民たちに医療措置を施す正義漢。しかし貧困と移民問題は思わぬ深みへと鑑賞者を引きずり込みます。
堕天使のパスポート

重いテーマですが、サスペンスフルな普通の娯楽作品に仕上げた良作。
テーマを軽んじることなく娯楽作品としての面白さを保ったこの脚本はプロ仕事としてかなり上質だと思われます。
「天使」と言われるほどいい人である主人公。映画的にいうとヒーローです。いい顔で演技するし、大活躍もします。なのにDVDのカバーアートはオドレイ・トトゥのアップ。彼女ももちろん価値のある素晴らしい演技を見せるヒロインですが主人公ではありません。
あと「堕天使のパスポート」っていいう邦題はちょっとどうでしょうね。ちょっとくさいですね。

2006.11.10

このエントリーをはてなブックマークに追加

[広告]

Feedback - “堕天使のパスポート” への1件の返信

“堕天使のパスポート” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です