ペットセメタリー

主人公たちのエリート一家が田舎に越してきますが、田舎なのにトラックが走る国道沿いだったとはこりゃ不覚。国道で撥ねられて死んだペットたちのお墓ペットセメタリーもすぐ傍にあったりして、チビ助がいる家族なのにこんな場所では心配です。

ペインレス

1930年頃、痛みを感じない子供たちがおりました。酷い自傷行為などを行っております。そんな子供たちの波乱の生涯、それと現代の外科医デヴィッドが自分のルーツをさぐります。

ヘイトフル・エイト

「ジャンゴ 繋がれざる者」に引き続き雪の西部が舞台の「ヘイトフル・エイト」は一癖も二癖もある連中が服飾店内で繰り広げるミステリーでバイオレンスで言葉の駆け引きと疑心暗鬼と緊張感。大人のためのソリッド・シチュエーション・アクション・バイオレンス・ゴア・スラッシャー・西部劇。

ペーパーマン

イマジナリーフレンドものですが見えない友人を飼っているのはちびっ子じゃなくて作家のおじさんで、そのイマジナリーフレンドはキャプテン・エクセレントというヒーローです。2009年のハートフル系小品。

ベーゼ・モア

パンクで過激でフェミニスト、作家ヴィルジニー・デパントが友人のポルノ女優と共に撮りあげた2000年の問題作。姦って奪って殺して旅する女二人の珍道中。

フローズン

スキー場に遊びに来た学生3人がリフトに乗っておりますとこれが止まります。おいおいいい加減にしろ早く動かせよ。最初は暢気に構えてますがだんだん事の重大さが3人にもわかってきます。雪山でリフト上に取り残される恐怖を描くソリッド・シチエーション・スリラー。これ良い出来です。

フレンチアルプスで起きたこと

絶妙な会話の応酬と映画構成の美学、ニュータイプシニカルファミリードラマ、リューベン・オストルンド監督「フレンチアルプスで起きたこと」の壮絶は奇跡か天才か。

ブルーノ

怪作「ボラット」を放ったコンビのどっきり映画。オーストラリア人でゲイのファッション評論家ブルーノに扮したサシャ・バロン・コーエンが、セレブになることを目指して極限の悪趣味を披露。

ブルー・リベンジ

ありそうでなかった斬新特殊な切り口のバイオレンス映画「ブルー・リベンジ」を観た後は、新しさとは何か恐怖とは何か才能とは何かそして友達って何だろうとあれこれ渦巻いて予期せず良い映画観た心底いいの観たほんと良かったとわりと絶賛。

プリンセス・アンド・ウォリアー

独特の映画を作る才人トム・ティクヴァ2000年の一風変わった愛の映画、ファンタジックな「王女と戦士」なんていうタイトルです。実際は精神病院の看護婦と犯罪者の男の物語。

プリズン211

刑務所の職員として着任したフアン(アルベルト・アンマン)が出勤日前日に刑務所の見学に訪れている最中、突然囚人の暴動が勃発し混乱に巻き込まれ、アクシデントで第211監房にひとり取り残された彼は、とっさの機転で囚人のフリをして身の安全を図ることに。
スペイン映画祭で「第211監房」として上映された、ゴヤ賞主要8部門堂々の受賞作品。

フリア よみがえり少女

小学校教師ダニエルのもとに幼なじみっぽい神経質そうなマリオがやってきて「あの事故の件だ。娘に会ってくれ」と懇願。「断る。あの事故の話はなしだ」と冷たく追い払うダニエル。ダニエルとマリオの過去の事故とは何でしょう。そして、少女フリアが登場します。少女フリア超可愛い。でもダニエルの妻ラウラもとっても素敵。「悲しみのミルク」のプロデューサーでもあるアントニオ・チャバリアス監督脚本でお届けするホラーっぽいスリラーっぽい夫婦っぽいちびっ子っぽい映画。

ブランカニエベス

1920年代のアンダルシアを舞台にした闘牛士の娘の童話的映画「ブランカニエベス」。サイレント映画の技法で描く歌と音楽、踊りと闘牛、「白雪姫」と呼ばれた少女の人生を美しい映像と音楽で堪能できます。すごくいい。

ブラック・ブレッド

スペイン映画の話題作「ブラック・ブレッド」をやっと観ました。内戦終了後のカタルニア地方を舞台に描くクライム系複雑ドラマ。個性的な作品です。

ブラインドネス

ある日突然失明する謎の病気があっという間に世界中に蔓延。発症者は強制的に隔離施設に放り込まれます。しかし実は医師の妻だけは失明しておらず、発症したフリをして夫に付き添い一緒に収容されてるんですねこれが。
ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの「白い闇」をフェルナンド・メイレレスが映画化。

フューネラル/流血の街

1930年代、ニューヨークで頑張るマフィアの家族、固い結束の三兄弟を描きます。ただし三男は冒頭から死んでいます。その三男のお葬式(funeral)、長男宅に次男を初め家族が集います。弟に何があった。弟はなぜ死んだ。

フッテージ

「フッテージ」2012年の映画。一家で引っ越してきた家の屋根裏で見つけた8mmフィルムと映写機。主人公の作家がさっそくセッティングして見てみると一家惨殺のスナッフフィルム。しかも舞台は引っ越してきたこのおうち。うわ。こりゃやべー。と、家族に内緒で調査を開始するのであった。