最後の賭け
若い女ベティと初老の男ヴィクトールは色仕掛けを使って金を盗む詐欺師のコンビ。次のカモはスイスに集まる歯医者たちだ、っていうんで乗り込みますがベティが打ち合わせにない男とこそこそ遭っております。クロード・シャブロル1997年の「最後の賭け」はコミカルタッチの詐欺師サスペンス劇場。
若い女ベティと初老の男ヴィクトールは色仕掛けを使って金を盗む詐欺師のコンビ。次のカモはスイスに集まる歯医者たちだ、っていうんで乗り込みますがベティが打ち合わせにない男とこそこそ遭っております。クロード・シャブロル1997年の「最後の賭け」はコミカルタッチの詐欺師サスペンス劇場。
不動産屋のセールスをしているおばちゃんが、ひょんなことから物件の一室で凄いものを手に入れ、それを巡ってアパートの住人との攻防が始まります。ブラックでコミカル、2000年「La Comunidat」(コミュニティ)というタイトルの傑作。
映画スタジオの重役グリフィン・ミルに脅迫の絵はがきが届きます。きっと却下された脚本家の仕業だろう。。ロバート・アルトマンが贈るメタ映画の代表作。
若者という年齢からずいぶん経ったいい大人たちが若者ホラーの定番設定である人里離れた孤立したおうちに滞在して、そして事が起きます。何が起きるのでしょう。豪華キャストと豪華スタッフでお届けする極限状態の怪と消えゆくものの哀れ。
ジョン・カーペンター久々の監督作品は精神病院に収容される美少女のサスペンスホラー。
放火して呆然としている美少女クリステンが警官に捕獲され精神病院に入院させられるところから始まります。
「アナザー・プラネット」で注目のブリット・マーリングの新作が環境テロと企業の話と聞いて大いにわくわくしていた「ザ・イースト」は悪くはないが期待しすぎは火傷の元。
米国で10年間にわたって起きていた「身体検査いたずら電話詐欺事件」を忠実に映画化。「こんなのにだまされるなんて」と一見誰もが被害者を小馬鹿にするような感想を持つかもしれないがそれこそ罠。そして「コンプライアンス 服従の心理」は映画作品としても最高の出来映え。
真面目に勤めてきた仕事を失い人生に絶望した男が自死を決意するも上手くいかず、ついに殺し屋に自分殺害を依頼します。
アキ・カウリスマキ1990年の労働者階級サスペンス喜劇。
トム・クルーズが悪人を演じます。
高級フレンチレストランに集う泥棒とその妻、学者やコックやチンピラや俗物たち、ゴージャスな料理と衣装に包まれたアーティスティックな画面に、どろどろぐちゃぐちゃの人間関係が渦巻く。欲望と快楽。
渋谷のホテル街で女性が猟奇的に殺害されております。この犯罪に関わる女たちの官能事件簿。
結婚五年目の記念日、旦那が家に戻ると争ったあとがあり妻がいない。旦那真っ青。警察を呼びます。失踪と事件の両面から捜査する警察、騒ぐマスコミ。ギリアン・フリンの同名小説を本人が脚本化、デヴィッド・フィンチャーが監督、ベン・アフレックとロザムンド・パイクが夫婦役の2014年傑作ミステリー。
ダコタちゃんがさらわれて、皆があたふたします。なかなか後を引く娯楽サスペンス。
バルセロナで実際に起きた老女連続殺人事件を元ネタにしたという
事件とそれを追う刑事のサスペンス劇場。
「ブリジット・ジョーンズ」と「ローズ・イン・タイドランド」の夢の共演!
学生にモテモテの教授の妻が夫の不倫を疑い、偶然知り合った娼婦に「夫試し」を依頼します。これぞ官能ミステリー。
イリュージョニストたちのグループが派手に振る舞うファンタジー系犯罪ジェットコースタームービーの「グランド・イリュージョン」はシリーズ物でこれが1であるという。
郊外の大きな家に暮らす母親と双子の息子。母親は手術後のようで包帯ぐるぐる巻き、双子は外でよく遊び、家では厳しくしつけられておりまして・・・。包帯ママと双子たちのソリッド・シチュエーション・ニュータイプ・アート系・家庭内ホラー・スリラー。とことん恐ろしいです。
50年代の西テキサス。まじめで皆に好かれる保安官助手ルー(ケイシー・アフレック)が、苦情を受けて町外れの売春婦ジョイス(ジェシカ・アルバ)に警告をつげに出向く。
ホラーっぽいスリラーですが、ずらずらずらーっと並んだ監督名、なんでしょうこれは。これはバルセロナ映画学校出身の若手監督12人による共同監督作品。オムニバスではなくて共同監督。誰が誰か、誰がどこを監督したのか、そういうことはわかりません。でもなんか楽しそう。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督による怪っ態事件簿作品。でもって製作総指揮にデヴィッド・リンチの名が。息子よ息子よ、あなたはいったい何をした。
イーライ・ロスのぶっ飛びデビュー作がこれ。キャンプ場での若者たちを遅う恐怖というありきたりな設定の中できらりと光る個性と才能。
最初はショーン・ペンがオカマの役かな、と思ったらそうではなくて、かつてスターだったロックミュージャンという設定。金はあるけど仕事は辞めてしまってる、けど恰好は昔のまま。この駄目っぷり豊かな元ロックスターが父の死をきっかけにある目的を持って旅に出ます。トーキング・ヘッズの名曲「This Must Be the Place」をタイトルに据えての、何もかもが魅力の一風変わった作品。
1993年の「危険な遊び」はイライジャ・ウッドとマコーレー・カルキンが子役でスリラーをやり遂げる記念碑映画。
女性を殺し解体して肉にして冷蔵庫に保管して食べる男の物語です。普段は仕立屋の物静かな男で、この主人公をアントニオ・デ・ラ・トレが好演。監督は日本で初めて紹介されるマヌエル・マルティン・クエンカ。なんかちょっと曲者臭がある監督です。
マンハッタンのホテルにひとりの男がやってきて、部屋で食事をとったあと窓を開けて飛び降りる準備を始めます。ええっ?どういうこと?こういうことです。
原題「Autopsy」は「検死」の意味で、そのものズバリ、発作的病院残虐物語。若者たちが訪れた病院は恐怖のホスピタル。上映会での邦題は「解体病棟」
漁師の男が網を上げると女性が捕れたのでひっくり返って驚きます。
1954年に実際に起きた事件を題材にした二人の女子高校生の友情と愛と不安と幻想。
男前で金持ちでナルシストのモテモテ君25歳。同じ女と二度は会わねえよ。うわ。お前は夕べの女。消えろ。おれはペネロペに惚れたんだよっ。
三人目の子供を流産した傷を癒すため、孤児院からエスターという少女を養子として引き取る。
エクソシスト物のひとつです。悪魔に取り憑かれたのかはたまた病気なのか、辛い少女と、少女に関わる両親と悪魔祓い師の叔父さん。日常の悪魔憑き。
大企業に就職しようと難関をくぐり抜けた8人が最終試験を受ける。採用試験サバイバルシチュエーションスリラー。
海辺の孤児院で育ち里親に引き取られたラウラ。30年後、彼女は夫と子供と共にこの地に戻り、閉鎖されていた孤児院を買い取って障害児のための施設を開園しようと進めていた・・・
恋人に去られたサラリーマンとその親友、彼と別れ泊まるところもない女の子、サラリーマンを振った側の女性、それから他の怪しい人々が絡み合い関わり合う一晩の出来事を描いた内田けんじ監督2004年の評判作。
ジョン・R・レオネッティ監督による世にも恐ろしい犯罪の映画「ウルフ・アット・ザ・ドア」です。ホラー好き猟奇好き血みどろ大好きMovieBooですが良心も僅かに残されています。「ウルフ・アット・ザ・ドア」の感想は二重人格のように真っ二つ。
「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督2007年の「ヴェラの祈り」は圧倒的映像美で綴る文芸状家族のドラマで緻密に描く孤独と愛の夫婦関係でなおかつビックリ仰天サイコスリラーでもあるという意欲作。
インディーズに近い製作で原点回帰というか初心に帰ってというか久々のM・ナイト・シャマランによるオリジナルスリラー映画が突然公開されるってことで、取りいそぎもちろん観に出かけます。会ったことのない祖父母のおうちに遊びに行く姉弟のお話。これ最高っ。
デヴィッド・リンチ渾身の長編。幻想的分裂病的カオスにして複合パズル。緊張と恐怖、不安と悲哀で綴る実験的映画の大傑作。
「イントルーダーズ」は、ファンタジックでホラーテイストでスペインとイギリスの二つの物語で子供の読み物や物語の創作が骨子となるよいアイデアのスリラー。良いんですけど大したことない、大したことないけど悪くもない、褒めたいけど貶せない、微妙な作品。
神経を病んで家から出られない作家が可愛子ちゃん助手を監禁するスペイン産クライム映画「インサイド」はキモい男の屈折した愛と犯罪のじめじめ映画で文芸路線。
父親を亡くした直後に現れる異国帰りの叔父に惹かれる少女と母親。異彩ミア・ワシコウスカ演じる秘めた謎少女のサイコサスペンス仕立て少女小説ミステリー。監督には「オールド・ボーイ」パク・チャヌクが抜擢。怪しさ満開の「イノセント・ガーデン」
わぁ。脱線大事故だ。乗客みんな死んだ。あれ?おれだけ生きてるよ。どういうこと?なんでなんで?
「96時間」で渋い親父アクションを見せたニーアム・ニーソン主演の謎サスペンス。監督がジャウマ・コレット=セラっていうのでこれは注目。
変態猟奇殺人犯の男と田舎の警官が対峙します。いわゆる「羊たちの沈黙」とか「セブン」とかの系統の、犯人と警官の対話による心理戦系サイコスリラー。そういう系ですがなかなかよくできてます。
デヴィッド・クローネンバーグの息子、ブランドン・クローネンバーグのシュール系SFホラースリラー。所謂この手の正統派後継映画として実に見事。天晴れ天晴れ。
ベルナルド・ベルトルッチ1970年の「暗殺の森」は、ファシズムへ傾倒する精神的軟弱男の物語で精神分析的ファシスト研究であり、30年代イタリアとフランスの世相と風俗の映画であり、伝統様式から現代的な様々な技法を堪能できる芸術技法のカタログであり、超カッコ良くて痺れる映像満載の究極映画
富豪の娘と二人の誘拐犯、3人の登場人物が繰り広げる事件と顛末。
「ディセント 2」の脚本家、J・ブレイクソンが自身の脚本を監督した気合いの一本。
Ottoは逆さから読んでもOtto、Anaも同じく逆さからでもAna。
復讐の連鎖。悪魔は誰でしょう。