プリンセス・アンド・ウォリアー

独特の映画を作る才人トム・ティクヴァ2000年の一風変わった愛の映画、ファンタジックな「王女と戦士」なんていうタイトルです。実際は精神病院の看護婦と犯罪者の男の物語。

ホビット 思いがけない冒険

「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚にあたる「ホビットの冒険」をピーター・ジャクソンがまたもや大作三部作として作り上げるという。その一作目が「思いがけない冒険」

コッポラの胡蝶の夢

フランシス・フォード・コッポラ監督が10年ぶりに監督したという「コッポラの胡蝶の夢」はある種の物議を醸した地味目の老人ファンタジー。「若さなき若さ」の映画化。

汽車はふたたび故郷へ

ソ連時代のグルジア。やんちゃでカメラ好きの少年はやがて映画監督になりますが祖国の窮屈さに我慢できずにフランスへ旅立ちます。若い映画監督の奮闘を描くこの映画は、グルジアの巨匠オタール・イオセリアーニ監督の半自伝的な映画であるそうです。

コレラの時代の愛

ガブリエル・ガルシア=マルケスの同名小説の映画化。内戦とコレラが蔓延る世紀末のコロンビアを駆け抜ける怒濤の50年間。ハビエル・バルデムの怪演がラテン文学の映画化に何をもたらしたか。

明日へのチケット

エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチの巨匠監督三人によるコラボレーション。列車を舞台に三監督による三つの物語が描かれます。三つの物語ですが、全体として一本の長編映画のようにシームレスに結合。しっとりしててコミカルで不思議でちょっとドキドキしてプチ感動あり。

アリゾナ・ドリーム

叔父の結婚式のためにアリゾナへやってきた青年(ジョニー・デップ)を取り巻く恋と破滅と人間模様。
エミール・クストリッツァ1993年の国家幻想的屈折アメリカン・ドリーム。

パパは、出張中!

ちょっとした政治批判の一言で収容所送りになった父親のことを「パパは出張中なのよ」と少年マリクに告げる母。
ちびっ子マリクが見つめる激動の数年間。両親と親族、暮らしと社会、世の中と戦後、思想と民族。恋と別れ。エミール・クストリッツァ85年の長編映画2作目。

アナザー・プラネット

宇宙が大好き美人で賢いローダちゃんはなんとMITに合格。やったね。わいわい。と、そういうときに大ニュース。「未知の惑星が発見されました」なになに。どこどこ。運転しながら空を見上げると何となく見える青い星。でも脇見運転は人生を狂わせますよ。

メランコリア

憂鬱という惑星が地球に迫る状況で、ジャスティンとクレアの姉妹が対峙する世界と己、絶望と破滅、混乱と秩序、宇宙的規模の小さな心。
ラース・フォン・トリアーが描く世界の終わりはこちらです。
(やや内容に言及しておりますので未見の方はご用心を)