ルイーサ
アルゼンチン/スペイン映画「ルイーサ」です。ブエノスアイレスで猫と暮らすおばさんルイーサ、きりりと身を引き締めて規則正しく日課をこなすこの老齢近い女性にある日不幸が折り重なってやってきます。
アルゼンチン/スペイン映画「ルイーサ」です。ブエノスアイレスで猫と暮らすおばさんルイーサ、きりりと身を引き締めて規則正しく日課をこなすこの老齢近い女性にある日不幸が折り重なってやってきます。
兵隊派遣の民間会社に所属し、イラク戦争やアフガニスタンに出向く傭兵たちにスポットを当てた「ルート・アイリッシュ」です。彼ら民間兵の無様で病んだ暮らしを描くケン・ローチの社会派鬱々ドラマ。
優等生の青年ルース君に関する映画「ルース・エドガー」です。戯曲を元に作られた個性的な一本。
リフォームの改装工事をめぐるお隣さん同士のトラブルを描きますが、その家がル・コルビュジエが設計した家ということで、トラブルと名建築家の建物とおかしな人と摩訶不思議な出来事を堪能できるテーマ分散型不条理設定のモダンムービーにございます。そうとう面白い。
フランス北部の港町ル・アーヴル。以前はボヘミアン生活を送っていた元芸術家のマルセルは今では靴みがき。最愛の妻と忠実な犬とともに暮らしています。
アキ・カウリスマキ2011年の新作は、心揺さぶられるボヘミアンと移民の街の社会派ファンタジー。大絶賛。
いろいろ詰め込みました的和製ホラー。
恋人にふられた男がお隣さんの魅惑的な姉妹に「家具を動かすのを手伝って」といわれてついていきます。
「リング」「らせん」のなんちゃってSFの続き物を無視してオリジナルの「リング」の続編を作っちゃいました。いいねえ。
呪いのビデオを見たら死ぬで〜。
岩井俊二監督によるメディアミックス的展開の果てに生まれた青春映画。田舎の中学生のミュージシャンへの傾倒、虐めと犯罪、現実の暗部とネット。
「スペイン語は話せますか?」男はNoと答える。スペイン意匠堪能型秘密指令ハードボイルドロードムービー。ジム・ジャームッシュの底力をまたも確認する羽目に。
「銀河ヒッチハイクガイド」のガース・ジェニングスによるちょっとノスタルジックな少年映画制作物語「リトル・ランボーズ」です。対照的な2人の少年が出会い、ビデオカメラで「ランボー」もどき映画を撮影開始。
麻薬絡みのちょっと不良的事情を抱えた家族を中心とするお話です。貧困なる土地から動き出せない弱者のもがく姿を描くソリッド・シチュエーション・クライム・ハード・ホームドラマ。ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、サム・ニールの共演。
どうしようもない男をショーン・ペンが演じます
イラク戦争のマフムーディーヤ虐殺事件を題材に、実際に存在するビデオ映像をリメイクするという思い切った技法を用いた問題作。
「屋敷女」で強烈デビューを果たしたジュリアン・モーリーとアレクサンドル・バスティロのコンビ監督の第二作「Livide」です。モラルの限界に挑戦した前作とはうって変わって、今作「リヴィッド」はゴシックホラー仕立ての、ひとことでいうとわけのわからんホラーファンタジー。
マッテオ・ガローネ監督による「リアリティー」はいったい何がどうリアリティなんでしょうか。ナポリの下町がリアリティですか。魚屋の父ちゃんもリアリティです。なんせリアリティ。
「パリ・テキサス」「ベルリン・天使の歌」の巨匠ヴィム・ベンダースによるアメリカ同時多発テロ事件をテーマにした作品。
NYからプエルトリコへやってきたジョニー・デップ演じる酔いどれ詩人・・・じゃなくて記者ポール・ケンプの仕事と顛末。
少女リタです。ちょっとおしゃまで不機嫌さんです。あたしは可愛い女の子、けど毎日なんて退屈なの。なんてつまらないのかしら。私を認めて。可愛いと言って。ラブリー、リタ。
などと暢気に構えていられる映画じゃありません。ハネケの弟子、ジェシカ・ハウスナーのデビュー作は揺れ動く乙女心と不機嫌の頂点。
「呪怨」の清水崇監督がお届けするファンタジーホラー。クリストファー・ドイル撮影、満島ひかりに香川照之と、なんとなく良さそうな雰囲気を漂わせた作品ですがさてどうでしょうか。
1971年にクーデターにより政権を獲得したウガンダのイディ・アミンに気に入られた若きスコットランド人医師ニコラス。
「ラスト・エクソシズム」の続編、パート2です。近頃この手のパート2が立て続けに出ております。さてこの「ラスト・エクソシズム2」は完全に前作の続きです。ですが映画のテイストは全く異なります。なかなか挑戦的なパート2です。
饒舌とトリックの偽悪魔払いを続けてきた神父が「もうこんなことは最後にしよう」と、撮影クルーを招きネタ暴露のドキュメンタリーを製作します。
製作にイーライ・ロスの名があるのでこれは観ておかねばなりません。
「羅生門」は1950年の作品だったんですって。すご。
大学の研究チーム、蘇生可能な血清の開発に成功するものの外部に漏れて成果を根こそぎ奪われてしまいます・・・。ジェイソン・ブラム製作によるSFホラースリラーちょっぴりサイコや記憶系覚醒系生死感系ありの楽しいおやつ「ラザロ・エフェクト」はラザロ兆候とは関係ありません。
芸術家3人がパリを舞台にボヘミアン生活。アーティストの生き方がハードボイルドであることを端的に示すアキ・カウリスマキ1992年の傑作。
強姦殺人で死刑判決を受けた大学教授(ケヴィン・スペイシー)にインタビューをした女性記者(ケイト・ウィンスレット)が、冤罪を確信し調査に乗り出すことに。執行は目前、さあどうなる。
セルビアとの国境近く、ボスニアの山間部に暮らす鉄道技師ルカの物語。オペラ歌手の妻とサッカー選手を夢見る息子、そして動物たちと暮らしています。時は1992年、ボスニア紛争勃発です。シリアスな時代背景におけるコミカルな恋の物語が始まります。
ウェス・アンダーソン監督2005年の「ライフ・アクアティック」はちょっと毛色の変わった海洋探検家のお話で冒険ファンタジーです。ウェス・アンダーソン作品としてはやや異色の派手な冒険活劇映画となっています。
アッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に、日本人キャストとスタッフによって作り上げた作品。劇中に流れる「ライク・サムワン・イン・ラブ」をタイトルに、引退した大学教授と風俗嬢とその恋人たちの切り取られたある日を描きます。
テリー・ギリアム「12モンキーズ」の原案になった1962年の短編映画。モノクロ写真による紙芝居のような演出で描く一人の男の記憶と時間旅行。
マノエル・ド・オリヴェイラ監督がルイス・ブニュエルにオマージュを捧げたという「昼顔」(1967)から約40年後の続編的作品は「夜顔」という邦題。
スーパー監督、スーパースター夢の共演オムニバス怪奇映画。
孤児院で育った女性ふたり。ひとりは修道院に、もうひとりはドイツで過ごしていました。ドイツにいた彼女が修道院にやってきます。「いっしょにドイツ行こ」「あたしはここの暮らしがいいの」
第二次大戦終戦直後、ブラジル移民の日本人に起きた血で血を争う事件の映画化。映画では日本人村で徒党を組む狂人ファシストが同胞を狙います。「国賊」の印を付けて殺すのです。
ミケランジェロ・アントニオーニの「欲望」Blow-Upです。ジェーン・バーキンかわいいしハービー・ハンコックのサントラもいい!
チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説をベント・ハーメルが映画化。酒と女と駄目人間。
ハイカラ弟と地味な兄。帰省中に起こる重大事件が兄弟にのしかかる。葛藤と疑心暗鬼のミステリー。
家庭に入り込む逆恨み系女性のサスペンス劇場。
西川美和監督の4作目。火事で店を失った夫婦がある出来事をきっかけに「これで金集められる」と奮闘します。
奥崎謙三に密着した凄すぎるドキュメンタリー映画。
戦時のある事件の真相を追って人を訪ね歩き問い詰めていく奥崎先生。サスペンスフルな進行にも引き込まれ、徐々に明らかになる戦時の生々しい恐怖はホラー映画も顔負け。
エドワード・ヤン監督がお送りする家族の諸事情 。ある中産階級一家のそれぞれの物語。
「JUNO ジュノ」の監督(ジェイソン・ライトマン)と脚本家(ディアブロ・コディ)のコンビが、シャーリーズ・セロンを主演に迎えてお届けする危ない女性の物語。37歳バツイチ都会のゴーストライターで大人になりきれない女性メイビスが元彼を軽く奪うために故郷の田舎町に舞い戻ります。
平均年齢80歳のコーラスグループ、ヤング@ハートの練習風景やインタビューで構成された音楽ドキュメンタリー映画。
メキシコ経由で米国入国を目指す少女サイラと叔父と父親。方やギャングの一員でちょっと軟派な少年カスペルことウィリー。両者が出会うのは米国行きの詰め込み列車の屋根であった。
60年代前半を舞台に、フランス人資産家とスペイン人メイドたちとの親交と友情と恋を描いたコメディタッチのドラマ。
アッバス・キアロスタミ脚本による少年映画。風吹きすさぶイランの田舎で少年が奮闘します。これほどのドキドキがあろうか、これほどのハラハラがあろうか。「柳と風」は身悶え必至のソリッドシチュエーションおつかいサスペンス。
フレンチホラー最高の恐怖、最高の残虐。
「実話に基づくフィクションである」とわざわざ断るようなことか?と思わなくもない「優しく殺して」は2003年スペイン産悪女的哀愁コミカルファミリーノワールの良質な一本。