ブラス!
不況の炭坑町のブラスバンド。音楽、人生、いいです。とてもいいです。
不況の炭坑町のブラスバンド。音楽、人生、いいです。とてもいいです。
少年院時代の心の傷を引き摺った人たちの物語。
誇り高き給仕長のイロナと誇り高き鉄道運転士カウリの夫婦。アキ・カウリスマキがお届けする辛いながらもコミカルで微笑ましい人間の姿にじ〜ん。
交通事故フェチ。つまり交通事故によって性的興奮を覚える変態たちの変態物語。
母親の死を受け入れられない4歳の少女ポネットと彼女を取り巻く子供の世界。ちびっ子映画の最右翼。ちびっ子の世界は狂った世界。
服役を終え、北部の田舎町にやってきた少女が住み込みで働くことになったレストラン「スピットファイアー・グリル」の物語。
ラース・フォン・トリアーの放つ「黄金の心三部作」、というより「女優虐め三部作」とも呼びたくなるピュアでか弱い女性をいたぶり尽くす三部作のその一本目がこれ。奇跡の海。
バカンスに出るために近所の老婦人に猫を預かってもらったもののバカンスから戻ると猫が行方不明。グリグリはどこへ行ったの。さあみんなで探そう。
いろんな人たちが出会ったりしゃべったり、パリの裏通りで猫の大捜索がはじまります。
論文に「映像における残酷」を選んだ女学生の残酷な物語。
外国人の違法労働を斡旋したり面倒を見たり搾取してかすめ取ったりして生計を立てている父とその子イゴールの物語。怪しい父、手伝う息子、働く外国人。
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの兄弟監督の名を世界に轟かせた長編映画3作目の「イゴールの約束」は、身の丈世界の事件を通して人間の社会的生物的事象を切り取ります。
1930年代、ニューヨークで頑張るマフィアの家族、固い結束の三兄弟を描きます。ただし三男は冒頭から死んでいます。その三男のお葬式(funeral)、長男宅に次男を初め家族が集います。弟に何があった。弟はなぜ死んだ。
セルゲイ・ボドロフ監督1996年「コーカサスの虜」はシンプルな人と人のドラマです。ただ状況がちょっと異常なだけ、つまり戦争捕虜になってチェチェンの村で囲われてるんです。
大江健三郎原作の同名小説の映画化。障害を持つ兄妹の静かな生活。
アルカトラズ刑務所のひとりの囚人と若い弁護士の実話。
オリバー・ストーンによるリチャード・ニクソンの半生。
ブルックリンの煙草屋に集まる人間たちの洒落た物語。
凶悪犯罪にて死刑宣告のショーン・ペン「おれ無実」スーザン=観客「どうなんだろう」
死刑問題に真っ向対峙した名作。
イギリスで人気のコミックの映画化。
インド映画は娯楽映画の百貨店。
1982年の同名絵本を原作として製作されたアドベンチャー・ファンタジー。
聾唖の主人公ビリーは撮影所の特殊効果スタッフ。彼女がモスクワのスタジオでスナッフ・フィルムの撮影を目撃してしまうことによって事件に巻き込まれるサスペンス。
致死性の高い恐ろしいウィルスが持ち込まれ、みるみる感染が広がりんこ。何とかしようがんばろう対町ごと燃やして消してしまえの攻防。スター共演の病原菌パニック。
エミール・クストリッツァ監督1995年作品。怒濤のユーゴ近代史を総括するミクロでマクロで悲惨で可笑しく、戦慄で驚愕でコミカルで歌と踊り、リアリズムを超えたリアリティとファンタジーを超えたファンタジー、超が付く現実、人間と動物と大人と子供と社会の喧噪と狂乱、映画史に刻まれる20世紀末の一大傑作。
迷子のペット探し専門の探偵エース(ジム・キャリー)に舞い込んだイルカの捜索依頼。
妻と浮気相手を殺害した罪でショーシャンク刑務所に入れられた銀行家。
冒頭、銀行内で起きた銃乱射事件が映されます。そして71の断片が普通の人々を描き出すのです。ミヒャエル・ハネケ 1994年「71フラグメンツ」
1954年に実際に起きた事件を題材にした二人の女子高校生の友情と愛と不安と幻想。
陰謀渦巻く16世紀パリの宮廷。愛欲と権力と宗教。流血と謀略のどろどろ史劇。イザベル・アジャーニと虐殺。
1993年、ヘルシンキで行われたコンサート。レニングラード・カウボーイズと、旧ソ連の退役軍人による楽団アレクサンドロフ・アンサンブルとの夢の共演。
我らがレニングラード・カウボーイズふたたび。というわけで前作「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」の続編。
ハードボイルドなロードムービーと言っていいでしょうか。この不思議な旅の物語を。
暴力と沖縄。ファンの間で評価が高いバイオレンス作品。
叔父の結婚式のためにアリゾナへやってきた青年(ジョニー・デップ)を取り巻く恋と破滅と人間模様。
エミール・クストリッツァ1993年の国家幻想的屈折アメリカン・ドリーム。
「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクヴァ監督のデビュー作。主婦マリアの狂気をじわりじわりと描きます。
ペドロ・アルモドバル監督1993年のハチャメチャクライムコメディ映画「キカ」観ました。メイキャップアーティストのやや年増女性キカの可愛らしい妙な映画です。目的はロッシ・デ・パルマでした。
1993年の「危険な遊び」はイライジャ・ウッドとマコーレー・カルキンが子役でスリラーをやり遂げる記念碑映画。
民事介入暴力専門の女弁護士の活躍。
映画スタジオの重役グリフィン・ミルに脅迫の絵はがきが届きます。きっと却下された脚本家の仕業だろう。。ロバート・アルトマンが贈るメタ映画の代表作。
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ:虚像と現実。堵殺と戦争。殺人と日常。少年犯罪と過保護。
国道沿いでやらかした些細な罪から殺人の容疑者となってしまった少年。「そうだ親戚に弁護士がいた筈だ。彼に弁護してもらおう」
ロバート・ロドリゲスの名を一躍世界に轟かせたメキシコマリアッチ物語。後にマリアッチ3部作となった最初一作目。ずば抜けております。
映画作りを目指す青年(スティーヴ・ブシェミ)が映画のための出資を申し出た怪しげなオヤジ(シーモア・カッセル)に翻弄されます。
芸術家3人がパリを舞台にボヘミアン生活。アーティストの生き方がハードボイルドであることを端的に示すアキ・カウリスマキ1992年の傑作。
驚くほど作品数の少ないビクトル・エリセが「エル・スール」の10年後に撮ったのは芸術家アントニオ・ロペス=ガルシアのドキュメンタリー映画。もはやこれはドキュメンタリーという括りや単なる映像詩なんて言葉では到底語りきれない至福の映画体験をもたらします。
犯罪者をカメラクルーが追うドキュメンタリー映画の体裁で綴る1992年ベルギーの異色作「ありふれた事件」は今観ても十分に衝撃的で斬新でユニーク。
これほどの名作とは思っていなかった。
マッカーシズム旋風荒れ狂う1950年代ハリウッド。アカ狩りの弾圧を受ける映画人の苦悩と勇気を描く。
五つの都市、それぞれのタクシードライバー物語。
家庭に入り込む逆恨み系女性のサスペンス劇場。
19世紀のベストセラー、ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」を原作としたクロード・シャブロル1991年版の映画。ロマン派で奔放のエマ(イザベル・ユペール)が結婚して引っ越しして不倫していろいろあれこれやります。
ベトナムから帰還して以来、どうも様子がおかしい。「1971年のあの日に何かが起こり、軍はそれを隠している」
マッチ工場で働く女性イリス(カティ・オウティネン)は女の負け組、孤独で傷ついたある意味人生の落伍者。
真面目に勤めてきた仕事を失い人生に絶望した男が自死を決意するも上手くいかず、ついに殺し屋に自分殺害を依頼します。
アキ・カウリスマキ1990年の労働者階級サスペンス喜劇。
ご存じ北野武の才能を世に知らしめた処女監督作品。北野バイオレンスの原点。
ミヒャエル・ハネケ監督のデビュー作。家族と物。自動化された行動。執着と解放。「第7大陸」はどこにある。
主人公たちのエリート一家が田舎に越してきますが、田舎なのにトラックが走る国道沿いだったとはこりゃ不覚。国道で撥ねられて死んだペットたちのお墓ペットセメタリーもすぐ傍にあったりして、チビ助がいる家族なのにこんな場所では心配です。
高級フレンチレストランに集う泥棒とその妻、学者やコックやチンピラや俗物たち、ゴージャスな料理と衣装に包まれたアーティスティックな画面に、どろどろぐちゃぐちゃの人間関係が渦巻く。欲望と快楽。
フィンランドの架空ロックバンド「レニングラード・カウボーイズ」が世界のスーパースターを目指し豪腕マネージャと共にアメリカに渡ります。
ご存じレニングラード・カウボーイを産み落としアキ・カウリスマキの名を轟かせた89年、フィンランド映画。
「マルサの女」の続編。今回は怪しい宗教法人に切り込みます。
脱力満開のカウリスマキ式ハードボイルド。
ジョディ・フォスターがレイプ事件に真っ向挑んだ1988年の衝撃的話題作。オリジナルタイトルは「被告人」
ナチ占領下の北フランスが舞台。二児の母で戦地の夫を持つマリーが行った仕事と顛末。
モンティ・パイソンからジョン・クリーズとマイケル・ペリンが出演して話題になった事件コメディ。
大阪西成、釜ヶ崎を舞台に、変わり者たちがそれぞれいろんなことをやったりするカルト的な映画。
1964年に起きた行方不明事件を基にした社会派サスペンス。捜査する二人組のFBI捜査官。阻むのは根強い人種差別と田舎の排他性。
ジプシーが出演しジプシーの言語をも採用したことでも話題だったエミール・クストリッツァ1988年の「ジプシーのとき」はいろんな意味でジプシーブームの先駆けでクストリッツァ史的にも重要な起点となった特別な一本。
奥崎謙三に密着した凄すぎるドキュメンタリー映画。
戦時のある事件の真相を追って人を訪ね歩き問い詰めていく奥崎先生。サスペンスフルな進行にも引き込まれ、徐々に明らかになる戦時の生々しい恐怖はホラー映画も顔負け。
ご存じ伊丹十三「マルサの女」
現代ビジネス版ハムレットということで、アキ・カウリスマキ作品の中では若干の変わり種。サスペンスフルで古典的でB級っぽい、真面目なのかふざけているのか。
1944年。カトリック寄宿学校へ疎開してきている子供たちの物語。頭が良くて生意気でちょっとやさしいジュリアン・タンカンと新入りで謎めいたジャン・ボネとの反発と友情。ルイ・マルの自伝的映画。名作。
19世紀、ユトランドの海辺の小さな村の小さな出来事。牧師の娘マーチーネとフィリッパに魅了される二人の男、数十年後に家政婦として姉妹の世話になるフランスから亡命してきた女性バベット、そして村人たちです。
ラスベガスにほど近い砂漠の寂れたモーテル、バグダッド・カフェを舞台に描く人情と友情とそして吹きすさぶ風。1987年の大ヒット映画「バグダッド・カフェ」はコメディ路線ながら人の心に沁みいる永遠の名作。
ゴミ清掃人の男とスーパーのレジ係の女。出逢い頭に恋に落ちる。
アンドレイ・タルコフスキーの遺作「サクリファイス」つまり犠牲です。世界の終わりと対峙する苦悩する男の物語。
どうしても見なければならないと思って、震災と同じ日の前日にこれに挑みました。
「お葬式」で高評価を受けた監督デビュー作2作目。食と性のハードボイルド。
アキ・カウリスマキ:カラマリ・ユニオン(烏賊墨同盟)の15人の男たち。名はフランク。もうこれ以上故郷の地におれない。思い出は詰まっていて辛いが、理想郷エイラを目指して旅立とうではないか。ルートは自由だ。険しいが頑張ってくれ。以上だ。
ロメロのオリジナルゾンビ3部作三作目。破滅の最後戦争。
これもあれですね、前作「ゾンビ」と同様、日本で公開された時、肝心なシーンをカットしたりサウンドのトラックが抜かれていたりと、けっこう編集されていたそうですね。
ハリウッドの名ダンスコンビ、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのそっくりさん芸人であるアメリアとヒッポが30年ぶりにクリスマスのテレビ特番に出演することになって再会します。
フェデリコ・フェリーニ1985年の小粋な作品。
ちょっとした政治批判の一言で収容所送りになった父親のことを「パパは出張中なのよ」と少年マリクに告げる母。
ちびっ子マリクが見つめる激動の数年間。両親と親族、暮らしと社会、世の中と戦後、思想と民族。恋と別れ。エミール・クストリッツァ85年の長編映画2作目。
酒場の経営社、その妻、不倫相手の従業員、浮気調査の探偵が 組んずほぐれつのややこしい展開を見せる巧みなプロットのハードボイルド・サスペンス。
ミロス・フォアマン監督の「アマデウス」です。これ観に行きたいなと思って行きそびれてから苦節31年、このたびようやく観ることができました。おめでとう、自分。
おばあちゃんと豪邸に暮らして女中のような扱いを受けているエレンディラは、過労と睡眠不足でうっかり火事を出してしまい豪邸は丸焼け、「この損害は計り知れないよ」と、おばあちゃんはエレンディラに売春で金を稼がせます。
ガルシア・マルケスの短編を映画化。美しく儚く強い少女エレンディラの物語。マジックリアリズムの大傑作。
フランスは愛の国、愛に寛容で愛のなせる罪にも寛容です。それを公言して憚らないひねくれ者の国でもあります。フランソワ・トリュフォーの遺作となったコミカルミステリ。
アキ・カウリスマキの初長編映画。「罪と罰」の現代ヘルシンキ版というかオリジナル・アキ版でその内容はオリジナリティに溢れ処女作にて生涯の仕事の原点。
「ミツバチのささやき」から10年後に公開されたビクトル・エリセの「エル・スール」は独裁政権から逃れて暮らす苦悩する父と過敏な少女の心ちくちく物語。
事故に遭い、重傷の父がチビ助ピエールに卵形の通信機器を渡して息絶える。ひとりぼっちのピエールくんは卵形の通信機器が唯一のお友達。
「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーが描く美しく切ない物語。
地方テレビ局の社長は貪欲に刺激的な番組を求めており、そんな彼がある時出会う暴力と官能の映像ビデオドロームの虜になってまいります。
クローネンバーグの名を轟かせたご存じニューウェーヴサイバーパンクSFホラーの礎的作品。
名画を再現する映画「パッション」を撮る面々。ジャン=リュック・ゴダール1982年の傑作。
テキサス州エルパソ。ジャック・ニコルソン、ハーヴェイ・カイテルを中心に、メキシコからの密入国問題や、出鱈目な国境警備隊を絡めつつ描く社会派サスペンス。しかしその実態は西部劇的ヒーロー活劇映画。
隣に越してきたのは昔の恋人。フランソワ・トリュフォーの愛の事件。
美人妻アンナ(イザベル・アジャーニ)とその夫(サム・ニール)、変な愛人(ハインツ・ベネント)にその母親、ゲイ探偵に幼稚園の先生に怪しい連中、いろんな人が妄想と狂気に陥るホラーでスリラーでカルト的変な映画「ポゼッション」はポーランドのアンジェイ・ズラウスキー1981年の怪作。
19世紀ロンドンでの実話を元にしたデヴィッド・リンチ「エレファント・マン」は再見に値するか。
マフィア系一家惨殺事件からうっかり男の子を助けてしまったグロリアの奔走。ジーナ・ローランズの魅力炸裂のハードボイルド快作。
じゃがいも畑での祖母の妊娠から自分の誕生、戦争の遍歴、少女とのエロティシズム、ドイツの作家ギュンダー・グラスの長編小説を映画化。
危険地帯「ゾーン」へのツアコン、ストーカーと呼ばれる案内屋が作家と科学者を引き連れて進みます。タルコフスキーの超傑作、文芸哲学ハードコア社会心理精神分析ホラーSFの金字塔「ストーカー」はこちらです。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督1978年の名作「ノスフェラトゥ」です。吸血鬼にクラウス・キンスキー、美女にイザベル・アジャーニを起用しての幻想的怪奇的ドイツ表現主義的映像美で放つ華麗なる化け物映画。
松本清張の原作。愛人が3人の子供を連れて押しかけてくる・・・
ショッピングセンターを舞台にゾンビとの死闘を繰り広げるオリジナル・リビングデッド三部作の二作目。ゾンビを世界に認知させジャンルを確立したご本尊、ご存じロメロの「ゾンビ」。
言わずと知れた悪魔の数字666、オーメンでございます。
ミステリーマニアの大富豪が各地の有名探偵を招き、自らが仕掛けた殺人トリックの解明を競わせる。1976年のスター共演へんてこミステリー・ハードボイルド。