ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

一攫千金を狙って油田を狙う幼子を連れた山師の男。カリスマ伝道師と双子の男が絡み、欲望と裏切り、強欲と欺瞞、波乱の人生を歩む男の半生を描いた渾身の叙事詩。

マンデラの名もなき看守

アパルトヘイト体制の下、終身刑を受けていたネルソン・マンデラの監視する任務に就くことになった南アフリカ政府の刑務官ジェイムズ・グレゴリーの記録。

サスペリア・テルザ

イタリア、アメリカ製作によるダリオ・アルジェント師匠のホラー。「サスペリア」「インフェルノ」に続く魔女三部作の完結編と銘打っておりますがもちろん油断してはいけません。

リトル・ランボーズ

「銀河ヒッチハイクガイド」のガース・ジェニングスによるちょっとノスタルジックな少年映画制作物語「リトル・ランボーズ」です。対照的な2人の少年が出会い、ビデオカメラで「ランボー」もどき映画を撮影開始。

そして、私たちは愛に帰る

ドイツで暮らすトルコ系の年老いた父と子、その父が囲う娼婦、トルコで政治活動に身を投じ、国を追われドイツに不法入国してくるその娼婦の娘、一文無しのその娘を匿うドイツ人女学生とその保守的な母親。
ドイツとトルコの社会情勢に影響を受ける3組の親と子の絡み合う物語。愛と喪失、死と再生の旅路。ファティ・アキン監督2007年の名作。

この自由な世界で

移民労働者の職業斡旋業を始めたシングルマザーの奮闘記。彼女の仕事と移民の事情、底辺労働者と底辺自営業者の勘違いとド根性。これが自由な世界に生きる道。ケン・ローチ会心の一撃。

コレラの時代の愛

ガブリエル・ガルシア=マルケスの同名小説の映画化。内戦とコレラが蔓延る世紀末のコロンビアを駆け抜ける怒濤の50年間。ハビエル・バルデムの怪演がラテン文学の映画化に何をもたらしたか。

コッポラの胡蝶の夢

フランシス・フォード・コッポラ監督が10年ぶりに監督したという「コッポラの胡蝶の夢」はある種の物議を醸した地味目の老人ファンタジー。「若さなき若さ」の映画化。

ウェディング・ベルを鳴らせ!

エミール・クストリッツァ2007年の「ウェディング・ベルを鳴らせ」はノリノリ音楽と田舎の景色とドタバタを堪能する騒々しい映画。騒々しさは一級品。でも油断は禁物。

クスクス粒の秘密

移民が多く暮らす港町の港湾労働者として長年働いてきた61歳スリマーヌは、労働時間を半分に減らすか解雇と宣告されてしまいます。アラブ移民の家族の物語。これはすごい。これは凄いです。

NAKED マン・ハンティング

ガソリンスタンドで財布を盗まれ、山道でいきなり銃撃され、逃げ惑ううちに森で道に迷い、もうどうすりゃいいの、と最悪の状況。正体不明の何者かに森で狙われるホラーテイストスリラー「NAKED マン・ハンティング」を行きがかり上、観ました。

ヴェラの祈り

「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督2007年の「ヴェラの祈り」は圧倒的映像美で綴る文芸状家族のドラマで緻密に描く孤独と愛の夫婦関係でなおかつビックリ仰天サイコスリラーでもあるという意欲作。

パンズ・ラビリンス

スペイン内戦。妊娠中の母親と共に、母親の再婚相手、森の砦に住む残忍な大尉の元へ。少女オフェリアの現実逃避は妖精に導かれて入る森の迷宮・・

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

カザフスタンのテレビレポーター、ボラットに扮してアメリカに赴き、文化交流と称して人々と出鱈目に接するモキュメンタリー。

ラストキング・オブ・スコットランド

1971年にクーデターにより政権を獲得したウガンダのイディ・アミンに気に入られた若きスコットランド人医師ニコラス。

ファーストフード・ネイション

ベストセラー「ファストフードが世界を食いつくす」のエリック・シュローサーが自書を原案に脚本化、アメリカの食のビジネスに潜む問題点を群像劇として描いたドラマ。

麦の穂をゆらす風

アイルランド独立戦争後の英愛条約を巡っての内戦を背景に、関わる人々や対立する兄弟を描いたケン・ローチの傑作。
カンヌ、パルムドール受賞作品。

あるスキャンダルの覚え書き

底辺の子供たちが通うロンドン郊外のとある中学校に赴任してきた美人女教師シーバ(ケイト・ブランシェット)と、厳格な歴史教師で嫌われ者のオールド・ミス、バーバラ(ジュディ・デンチ)。

マルタのやさしい刺繍

スイスの田舎の村。夫に先立たれ生きる気力を失っていた80歳老女が、若い頃の夢だったランジェリーショップを開店させようと思い立ちお友達ともども奮闘するハートウォーミング田舎老人映画。

テキサス・チェーンソー・ビギニング

>名作「悪魔のいけにえ」(1974:トビー・フーパー)の続編、というか過去に遡り殺人鬼の「誕生秘話」みたいな設定の2006年の新作。企画モノの一過性作品かと思って侮っていたら大間違い。ジョナサン・リーベスマン、舐めてました。ごめんなさい。

変人村

若者たちがクラブでナンパした女の子の自宅、街からめちゃ遠いド田舎の屋敷へ遊びに行きます。出迎えるのはちょっと怖そうな使用人ジョセフ。やばそうなジョセフをヴァンサン・カッセルがノリノリで演じます。
キキ・ピカソの倅でアングラアーティストでもあるキム・シャピロン監督のデビュー作。

BUG/バグ

孤独に暮らす女性アグネスが、友人から紹介されたピーターと徐々に仲良くなっていきます。不思議な男ピーターは小さな虫に恐怖心を持っており、やがて虫に関する重大な秘密をアグネスに打ち明けます。

サイレントヒル

「サイレントヒル」というのゲームを「ジェヴォーダンの獣」のクリストフ・ガンズが映画化。ジョデル・フェルランドがまだちょっと小さい頃に出演していると聞いて観てみました。

スキャナー・ダークリー

フィリップ・K・ディック「暗闇のスキャナー」を原作としたアニメーション映画。ただのアニメーションではなく、俳優が演じた映像を一コマ一コマ丁寧にトレースするという風変わりな作風。リアルと非リアルの妙な融合が麻薬にまつわる内容とマッチしております。

グッドナイト&グッドラック

赤狩り旋風吹き荒れる50年代のアメリカ、実在したニュースキャスターとスタッフが事実の報道のためにマッカーシズムに立ち向かうノンフィクションドラマ。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」はテキサスの国境地帯で起きるひとつの事件をめぐるドラマ。群像劇とロードムービーを掛け合わせた素晴らしい脚本をトミー・リー・ジョーンズが初監督。傑作。

ジャケット

「ジャケット」2005年の映画。湾岸戦争での怪我で記憶障害の後遺症を持つ元軍人が、ある事件に巻き込まれたことで精神病院に送られ、拘束衣(ジャケット)を着せられ矯正の実験治療を受けることに。素晴らしいが最悪の映画、その訳は・・・