ヴェラの祈り

「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督2007年の「ヴェラの祈り」は圧倒的映像美で綴る文芸状家族のドラマで緻密に描く孤独と愛の夫婦関係でなおかつビックリ仰天サイコスリラーでもあるという意欲作。

ヴェラ・ドレイク

1950年のイギリス。主婦ヴェラ・ドレイクはやさしくて勤勉で献身的。家政婦として働き、年寄りの面倒を見、困った人がいれば助けます。

ウェディング・ベルを鳴らせ!

エミール・クストリッツァ2007年の「ウェディング・ベルを鳴らせ」はノリノリ音楽と田舎の景色とドタバタを堪能する騒々しい映画。騒々しさは一級品。でも油断は禁物。

インセプション

夢に立ち入ることで潜在意識に潜むアイデアを盗み取る企業スパイが強制的に与えられた次の使命はアイデアを盗むことではなく、アイデアを植え付ける(インセプション)こと。新たなミッションに集められた豪腕チームが挑む。

イット・フォローズ

感染者にしか見えない「それ」がじわじわと追ってくるという悪夢っぽいホラー要素に性と青春要素を絡めた現代的なニュータイプ青春ホラー映画にて大ヒットの2014年「イット・フォローズ」で甘酸っぱい恋と恐怖をご堪能。

アンチボディ

変態猟奇殺人犯の男と田舎の警官が対峙します。いわゆる「羊たちの沈黙」とか「セブン」とかの系統の、犯人と警官の対話による心理戦系サイコスリラー。そういう系ですがなかなかよくできてます。

アンチクライスト

2009年のカンヌで物議を醸したラース・フォン・トリアーの怪作。セックスの最中に子を亡くした夫婦のショックと自責と恐怖と罪そして悪魔。

アンジェリカの微笑み

マノエル・ド・オリヴェイラ監督2010年の「アンジェリカの微笑み」は小さな町で死者に魅せられた青年を描く幻想的な物語。彼が取り憑かれたのは美女なのか歴史なのか。

アレクサンドリア

アレハンドロ・アメナバールの歴史大作「Agora」、日本ではどうなったんだよー、って思っていたら「アレクサンドリア」という邦題で紹介されていました。

あるスキャンダルの覚え書き

底辺の子供たちが通うロンドン郊外のとある中学校に赴任してきた美人女教師シーバ(ケイト・ブランシェット)と、厳格な歴史教師で嫌われ者のオールド・ミス、バーバラ(ジュディ・デンチ)。

ある女流作家の罪と罰

「ある女流作家の罪と罰」は、社会生活不適応者の作家が高名作家の手紙を捏造する犯罪に手を染めるお話。本人の自伝を基にした映画で、これとてもいい。

ありふれた事件

犯罪者をカメラクルーが追うドキュメンタリー映画の体裁で綴る1992年ベルギーの異色作「ありふれた事件」は今観ても十分に衝撃的で斬新でユニーク。

アナザー

たっぷり10時間ほどかかる残業を命じられたスタイル抜群の秘書、社長の家で作業に没頭します。この秘書はメガネっ娘でピュアでサイコ、オタクに好まれる漫画のようなオタキャラですが映画自体は正統派フレンチ真っ向フィルム・ノワール、そのタイトルは「眼鏡と銃の車の女」これはイカしてる。でもその前にこの変な日本版のカバーアートをとりあえず無視してください。

アデルの恋の物語

英国騎兵中尉への恋に取り憑かれたアデル。単身カナダに渡り彼を追っかけ回す狂おしい恋の情念。イザベル・アジャーニの名を世界に轟かせたフランソワ・トリュフォーの古典主義回帰作品。

明日へのチケット

エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチの巨匠監督三人によるコラボレーション。列車を舞台に三監督による三つの物語が描かれます。三つの物語ですが、全体として一本の長編映画のようにシームレスに結合。しっとりしててコミカルで不思議でちょっとドキドキしてプチ感動あり。

悪魔のシスター

奇妙で不思議な冒頭、予想だにしない事件、怪奇ミステリー、サイコサスペンス、フラッシュバックと因果、間合いとわびさび、映画史に残るラストシーン。ブライアン・デ・パルマの起こした奇跡。

明かりを灯す人

キルギスの山脈の麓にある小さな村の電気工。村人から「明かり屋さん」と呼ばれてます。かつて賑わい今では過疎っているこの村に、開発の波が訪れつつあります。明かり屋さんの仕事と生き方。

愛を読むひと

ベルンハルト・シュリンクの小説「朗読者」の映画化。15歳少年と21歳年上女性の恋と読書と国家と運命。危うい物語をぎりぎりに描いたことを天晴れとみるか中途半端とみるか、そこは見る人の個人観によります。

アイデンティティ

なんだかよくわからない状況から映画が始まり、気がつくとノンストップミステリースリラーサイコモーテルの怪しい連中に弄ばれ観ているこちらは右往左往。つかみどころがない面白さで一気に昇天。とても面白かったです。

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

執筆活動のために一人森の奥の貸別荘にやってきた小説家ジェニファー。田舎の男どもが彼女に目をつけます。恐ろしいことが始まります。酷いことが起こりそうです。

UNIT7 ユニット7 麻薬取締第七班

「UNIT7 ユニット7 麻薬取締第七班」は万博直前のセビリアを舞台にした刑事ドラマというかやくざの抗争劇みたいな映画で、成長期の大きな変化の中で時代の狭間にもがき翻弄される都市や人間たちを描きます。

SHOT/ショット

人里離れた古い持ち家を売却するために大掃除にやってきた父と娘、そして叔父さん。明日から作業だ、今日は寝ようということで寝ていましたら二階から物音が・・。屋敷に潜む何物かが襲ってくるホラーテイストスリラー。

RUBBER

生きたタイヤがころころ転がって動物や人を殺す不条理系コミカルスプラッター「Rubber」は、カンヌの監督週間にも出品され予告編だけで各方面の話題をかっさらった2010年の怪作。これ観ました。タイヤがころころ転がります。

PARIS(パリ)

セドリック・クラピッシュ監督2008年の「PARIS(パリ)」はパリで暮らすさまざまな人の日常を切り取る群像劇。ジュリエット・ビノシュ、ロマン・デュリス、メラニー・ロラン、ファブリス・ルキーニを始めいろんな映画でお馴染みの面々が一挙総出演。

Dr.パルナサスの鏡

テリー・ギリアムの空想が暴走しまくります。モンティパイソン時代を彷彿とさせるシーンもたくさん。これは、この人あれですね、自分史みたいなつもりですね。これはもはやファンタジー私小説。

dot the i ドット・ジ・アイ

恋はだましあい。映画はトリック。気軽なキスが運命を変え、誰かの視線が危険な三角関係を追う。人の心を踏みにじり、転がり続ける物語、二転三転怒濤の展開にお口あんぐりラブ&サイコ・スリラー・メタフィクションの変作。

100歳の少年と12通の手紙

白血病のオスカーは自分に気を遣ってばかりいる大人が気に入らない。そんな彼が乱暴な言葉遣いのローズと出会い、彼女だけを信用するようになる。
オスカーとローズの物語。