ピラニア 3D
アレクサンドル・アジャによる21世紀版「ピラニア」。湖に突如現れ人々を襲うピラニア軍団。「なんだそりゃ馬鹿馬鹿しい」と侮るなかれ。映画史上最強の地獄絵図はこちらです。
アレクサンドル・アジャによる21世紀版「ピラニア」。湖に突如現れ人々を襲うピラニア軍団。「なんだそりゃ馬鹿馬鹿しい」と侮るなかれ。映画史上最強の地獄絵図はこちらです。
世界中に来襲した宇宙人があれよあれよという間に各都市を制圧。ロサンゼルスもやられそう。軍人たちがロサンゼルスを奪回しようとがんばります。
2003年アンヌ・フォンテーヌ監督「恍惚」でございます。夫と妻と娼婦の物語。夫役をジェラール・ドパルデュー、妻役をファニー・アルダン、娼婦役をエマニュエル・ベアールが演じます。
旅の途中、フェリーで消えた我が子を探す母親の執念と孤独を描くスパニッシュ・ホラー・スリラー。
大阪西成、釜ヶ崎を舞台に、変わり者たちがそれぞれいろんなことをやったりするカルト的な映画。
「カーズ」の続編は盛り沢山ドタバタスパイアクション。
「ファストフードが世界を食い尽くす」のエリック・シュローサーが共同製作に名を連ね出演もしている米国を蝕む食の会社ドキュメンタリー。
五つの都市、それぞれのタクシードライバー物語。
テリー・ギリアム「12モンキーズ」の原案になった1962年の短編映画。モノクロ写真による紙芝居のような演出で描く一人の男の記憶と時間旅行。
危険地帯「ゾーン」へのツアコン、ストーカーと呼ばれる案内屋が作家と科学者を引き連れて進みます。タルコフスキーの超傑作、文芸哲学ハードコア社会心理精神分析ホラーSFの金字塔「ストーカー」はこちらです。
バカンスに出るために近所の老婦人に猫を預かってもらったもののバカンスから戻ると猫が行方不明。グリグリはどこへ行ったの。さあみんなで探そう。
いろんな人たちが出会ったりしゃべったり、パリの裏通りで猫の大捜索がはじまります。
飛び降り自殺の捜査をしていた刑事が現場目前のビル内のエレベーター事故とそこで発生した事件に直行することに。
M・ナイト・シャマランが自身のアイデアを若いスタッフに撮らせるプロジェクト「ザ・ナイト・クロニクル」シリーズ最初の作品。
少女が麦畑で襲われ殺害されるというむごたらしい犯罪から23年が経ったある日、23年前と同じ場所で同じようなシチュエーションの少女失踪事件が起きます。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督による怪っ態事件簿作品。でもって製作総指揮にデヴィッド・リンチの名が。息子よ息子よ、あなたはいったい何をした。
学生にモテモテの教授の妻が夫の不倫を疑い、偶然知り合った娼婦に「夫試し」を依頼します。これぞ官能ミステリー。
ギレルモ・デル・トロのプロデュースで「永遠のこどもたち」の主な面々が結集したスパニッシュ・スリコン作品。これは期待してしまう・・・
多額の賞金をかけた金持ちどものアングラ・ギャンブル、それはもちろんロシアン・ルーレット。
夫との帰省途中に拉致される臨月の若奥さん。怪しい工場でひとり気がつくと赤ちゃんは取り出され消えているというとんでもない状態に。ここはどこ。私の赤ちゃんはどこ。
「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ監督の待望の2作目。ノンストップSFしゃっくりテクノ心理スリラーの超快作。ダンカン・ジョーンズ、最早本物。
不幸を背負い心に傷を持つ少年TJがある日謎の流れ者にいちゃんヘッシャーと出会います。少年と変なにいちゃんとの変な関係。いわゆる「三月うさぎモノ」のハイセンス大快作。
メルボルンの極端な環境下で暮らすの女の子と、ニューチョークの極端な暮らしのおじさんの文通の物語。孤独と友情。成長とセラピー。
「猿の惑星」の多分「新」と「征服」をリメイクというか解釈し直した新生「猿の惑星」は真面目路線。
ラース・フォン・トリアーの放つ「黄金の心三部作」、というより「女優虐め三部作」とも呼びたくなるピュアでか弱い女性をいたぶり尽くす三部作のその一本目がこれ。奇跡の海。
未成年犯罪者「少年A」は青年となり刑期を終え、ソーシャルワーカーの指導の下、新しい土地で人生をやり直そうとしております。
「96時間」で渋い親父アクションを見せたニーアム・ニーソン主演の謎サスペンス。監督がジャウマ・コレット=セラっていうのでこれは注目。
ラース・フォン・トリアーが「奇跡の海」の次に撮った「黄金の心」三部作の二作目、1998年の「イディオッツ」がDVDにて復活。ドグマ95のルールに従って作り上げた可笑しくも辛い「馬鹿たち」の行動と顛末。
1996年にアルジェリアで起きた事件を元に映画化された、8人のフランス人修道士の物語。美しく気高い2010年度カンヌ国際映画祭グランプリ作品。
津波に遭い臨死体験をしたフランスの女性ジャーナリスト、イギリスの双子の少年、アメリカの元霊能力者の三つのお話が群像劇風に描かれます。クリント・イーストウッドが描く、死を見つめた生の物語。
ついに出ました我らがヤン・シュヴァンクマイエルの精神分析コメディ大公開。
アレハンドロ・アメナバールの歴史大作「Agora」、日本ではどうなったんだよー、って思っていたら「アレクサンドリア」という邦題で紹介されていました。
19世紀ロンドンでの実話を元にしたデヴィッド・リンチ「エレファント・マン」は再見に値するか。
執筆活動のために一人森の奥の貸別荘にやってきた小説家ジェニファー。田舎の男どもが彼女に目をつけます。恐ろしいことが始まります。酷いことが起こりそうです。
ベルンハルト・シュリンクの小説「朗読者」の映画化。15歳少年と21歳年上女性の恋と読書と国家と運命。危うい物語をぎりぎりに描いたことを天晴れとみるか中途半端とみるか、そこは見る人の個人観によります。
若き資産家は心臓が悪くて移植待ち、いざ手術。1.2.3・・・。おや。麻酔が効いてないやん。ちょ、ちょっと待ってくれ。効いてないって。切るのかよ。オー。ノー。
「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のメンバーがお届けする英米コメディミックス第二弾。
動物園の経営を巡る軽いドタバタ。マイケル・ペリンの饒舌も堪能できます。
何故今頃こんなものを観るのか。それは誰にもわからない。
モラルの限界に挑戦するカナダからの贈り物。無鉄砲アングラ残虐映画はこちらです。
詐欺師で脱獄王スティーヴン・ラッセルの実話をもとに作られたジム・キャリーとユアン・マクレガーの愛と刑務所の日々。
寄宿舎で育った仲良し三人組の悲哀に満ちた人生。「ストーカー」のマーク・ロマネクがカズオ・イシグロの小説を映画化した英国牧歌的叙情的SF青春映画。
1965年に起きたバニシェフスキー家の虐待事件を映画化した作品。虐めの構図。
コーエン兄弟による「勇気ある追跡」(1969)のリメイク、というよりチャールズ・ポーティスの原作を再映画化。
父親を殺された少女が酔いどれ保安官を雇い仇討ちを目指します。
我らがレニングラード・カウボーイズふたたび。というわけで前作「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」の続編。
ダーレン・アロノフスキーが「π」の次に制作したジェニファー・コネリー堪能型ハイテンションスタイリッシュ青春転落群像劇映画。
ナイロビの英国外交官は暢気者。その妻は精力的な慈善活動家。冒頭、妻が死亡。外交官驚き嘆く。そして彼は妻の軌跡を追う。彼女は何をしていて何故に死んだのか。「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス2005年の名作をご覧あれ。
2009年のカンヌで物議を醸したラース・フォン・トリアーの怪作。セックスの最中に子を亡くした夫婦のショックと自責と恐怖と罪そして悪魔。
ダーレン・アロノフスキーが描く「白鳥の湖」プリマのバレリーナの本気。
二人の巡礼者の聖地へ赴く旅。いろんな人と出会い、いろんな神学論争を堪能できる摩訶不思議奇天烈宗教ロード・ムービーの怪作。
フィンランドの架空ロックバンド「レニングラード・カウボーイズ」が世界のスーパースターを目指し豪腕マネージャと共にアメリカに渡ります。
ご存じレニングラード・カウボーイを産み落としアキ・カウリスマキの名を轟かせた89年、フィンランド映画。
大型スーパー内のD.P.Eショップに勤めるサイ・パリッシュ(ロビン・ウィリアムズ)は自分の仕事に誇りを持ちお客本意の接客を行う優良店員。でも孤独で思い込みの強い神経の張り詰めた男。
「イップ・マン」の続編。一命を取り留めたイップマンが香港に渡り道場を開こうとするところから。
50年代の西テキサス。まじめで皆に好かれる保安官助手ルー(ケイシー・アフレック)が、苦情を受けて町外れの売春婦ジョイス(ジェシカ・アルバ)に警告をつげに出向く。
吃音に悩む王族の次男アルバートが言語聴覚士ローグにセラピーを受け治療に励みます。実話を元に描いた品格のアカデミー賞受賞作品。これが理想のオーソドックス。
ハリウッドのセレブ御用達、売れっ子精神科医ヘンリー・カーターとセラピーを受ける患者たちの群像劇的な物語。臭いドラマはこちらです。
「将来仕事のために留学せよ」とそそのかされ、スペイン留学を決意する青年グザヴィエ(ロマン・デュリス)。医師夫妻宅の居候を経て各国留学生たちとの共同生活へ。「猫が行方不明」のセドリック・クラピッシュによるEU統合型青春映画。
テキサス州エルパソ。ジャック・ニコルソン、ハーヴェイ・カイテルを中心に、メキシコからの密入国問題や、出鱈目な国境警備隊を絡めつつ描く社会派サスペンス。しかしその実態は西部劇的ヒーロー活劇映画。
ハンブルクの大衆レストラン「ソウル・キッチン」を中心に展開するあれよあれよの賑わい。
「選挙」「精神」の想田和弘による「観察映画」。弱者と猫と老人と煙草。生きる事実。多くの観客がこの映画を観て優しい気持ちに満たされるでしょう。同時に、その中に社会の歪さを感じ取り、平和な社会とは何か、正気の社会とはどういうものか、共に生きるとはどういうことかといった複合的な感情も揺さぶられるはずです。
盲目の脚本家ハリー・ケインはかつての映画監督マテオ。因縁の実業家マルテルの死を知ることをきっかけに今一度振り返る14年前の出来事。ペドロ・アルモドバルによる愛と映画と魅惑の美女ペネロペ・クルス。
熱帯魚店を営む男が巻き込まれる事件。
多くの道場が軒を連ねる中国武術の町、広東省佛山市の葉問(イップマン)の物語。カンフー・アクション映画の王道。
フランスを代表する大物女優夢の共演。歌って踊る密室ミステリー。2002年のオゾン作品。
モンティ・パイソンからジョン・クリーズとマイケル・ペリンが出演して話題になった事件コメディ。
マッチ工場で働く女性イリス(カティ・オウティネン)は女の負け組、孤独で傷ついたある意味人生の落伍者。
人気シリーズのええと3作目。監督アルフォンソ・キュアロン版。
復讐の連鎖。悪魔は誰でしょう。
1993年「ヌードの夜」の続編。何でも屋の男が巻き込まれるどろどろ女の事件。
ボランティアによるスタッフとキャストで作り上げた自主製作ゾンビ映画。
精神を病んだ女を描かせたら天下一品、才人マリナ・ドゥ・ヴァンが二大女優を病んだ女に貶める妙な映画。ひっそりとっくにDVD化されていた2009年カンヌ出品作品。
イラン出身のマルジャン・サトラピが自らの自伝的原作を映画化した長編アニメーション。
時は1970年代後半。大手傘メーカーの社長夫人が「Potiche(飾り壺)」ではない人生を歩み出すお話。70年代テイストたっぷりのコミカル人情仕事ドラマ。カトリーヌ・ドヌーヴ始めスター共演による程よく力の抜けた逸品。フランソワ・オゾン天才。「しあわせの雨傘」
イーライ・ロスのぶっ飛びデビュー作がこれ。キャンプ場での若者たちを遅う恐怖というありきたりな設定の中できらりと光る個性と才能。
仲の良い夫婦がドライブ、ランド地方の別荘へバカンスの旅です。別荘へ着き、ソファのシーツを片づけて薪を集めます。奥さんはちょっとワクワク。ねえ海へ行きましょう。行こう行こう。わしちょっと泳いでくるね。いってらっしゃい。あたしは浜辺で居眠ってるわ。
ナチ占領下の北フランスが舞台。二児の母で戦地の夫を持つマリーが行った仕事と顛末。
赤ちゃん映画であると同時にちびっ子映画であると同時に家族のドラマと同時に愛のドラマ、同時に社会をも描くリアリティと心の在処を描く人間描写とぶっ飛びファンタジーの完全融合、「Ricky リッキー」超おもろい。
[REC]の脚本家ルイス・ベルデホ初監督。「パンズ・ラビリンス」のイヴァナ・バケロが出演。ヘビエル・ナバレテによる音楽、どういうわけかケヴィン・コスナー主演。何だかゴージャス。
福島原発事故を受けて国内上映予定を繰り上げ、全国展開の公開を実現した話題の廃棄物処理施設ドキュメンタリー。
サッカーファンだというケン・ローチが有名サッカー選手エリック・カントナとコラボレーション。
1944年。カトリック寄宿学校へ疎開してきている子供たちの物語。頭が良くて生意気でちょっとやさしいジュリアン・タンカンと新入りで謎めいたジャン・ボネとの反発と友情。ルイ・マルの自伝的映画。名作。
Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグを描いた大ヒット作品。ビジネスと訴訟と青春。
オランダ絵画の美しい空気感、あれこそオランダの光。今は失われたのか、そもそもオランダの光とはなんぞや。オランダを代表する映像作家ピーター=リム・デ・クローンが追求するアート・ドキュメンタリー。
「トト・ザ・ヒーロー」のジャコ・ヴァン・ドルマルが10年の歳月と巨額の費用をかけて作り上げた「誰でもない人」の人生の総括。
「カルネ」の続編。刑務所から出所した元馬肉屋の嫌悪・倦怠・貧困・孤独そして娘への愛。
ギャスパー・ノエの文芸フランス映画調作品。絶好調。
幸せだった一家に突然の悲劇。その後一人娘はこの事件によるトラウマから心を閉ざしてしまい、見えない友だちチャーリーとだけ遊ぶようになる。心配する父親。どうなりましょう。
シチリア州バーリアを舞台に時代を駆け抜ける男の半生。時代、人生、家族、社会、故郷。ジュゼッペ・トルナトーレが渾身の思いで綴る一大走馬燈物語。「シチリア!シチリア!」2009年。
名画を再現する映画「パッション」を撮る面々。ジャン=リュック・ゴダール1982年の傑作。
歴史ある古い小児病院は老朽化で閉鎖寸前。ここに看護婦としてやってくる主人公女性が遭遇する怪奇現象。病院系幽霊系感動系ホラー。
アイルランド出身のエンダ・ウォルシュの戯曲を中田秀夫がイギリスに滞在して映画化。チャットルームに集う孤独な若者たちのドラマ。
「銀河ヒッチハイクガイド」のガース・ジェニングスによるちょっとノスタルジックな少年映画制作物語「リトル・ランボーズ」です。対照的な2人の少年が出会い、ビデオカメラで「ランボー」もどき映画を撮影開始。
トム・クルーズとキャメロン・ディアスがコンビを組んでお届けするのは安心印の痛快コミカル・ラブ&スパイご当地湯けむり観光80年代女子狙い撃ち少女漫画的ポップ・アクション映画「ナイト&デイ」の感想です。
エドワード・ヤン監督がお送りする家族の諸事情 。ある中産階級一家のそれぞれの物語。
ファッションデザイン界の大物トム・フォードが初監督したのは愛を失った男の失意と再生の物語。
1950年のイギリス。主婦ヴェラ・ドレイクはやさしくて勤勉で献身的。家政婦として働き、年寄りの面倒を見、困った人がいれば助けます。
土曜の朝に起きる宝石店強盗事件を軸に、家族の不穏と顛末を辛さ満開でえぐり出すファミリークライム心理サスペンス。
平均年齢80歳のコーラスグループ、ヤング@ハートの練習風景やインタビューで構成された音楽ドキュメンタリー映画。
ルイス・ブニュエルが「アンダルシアの犬」の次に監督した二作目。若干のストーリー性もある1930年の前衛的映画。
イタリア、アメリカ製作によるダリオ・アルジェント師匠のホラー。「サスペリア」「インフェルノ」に続く魔女三部作の完結編と銘打っておりますがもちろん油断してはいけません。
インドの慈善活動に支援を申し出た資産家の奥様は20年前に別れた恋人。
スサンネ・ビアの超ホームドラマ。
スイスの田舎の村。夫に先立たれ生きる気力を失っていた80歳老女が、若い頃の夢だったランジェリーショップを開店させようと思い立ちお友達ともども奮闘するハートウォーミング田舎老人映画。
地方テレビ局の社長は貪欲に刺激的な番組を求めており、そんな彼がある時出会う暴力と官能の映像ビデオドロームの虜になってまいります。
クローネンバーグの名を轟かせたご存じニューウェーヴサイバーパンクSFホラーの礎的作品。
デヴィッド・リンチの長編映画デビュー作。シュールで不気味、フリークスでホラー、不気味で怪奇で美しい。
原題「Autopsy」は「検死」の意味で、そのものズバリ、発作的病院残虐物語。若者たちが訪れた病院は恐怖のホスピタル。上映会での邦題は「解体病棟」
怪匠ダリオ・アルジェントが描くミラノで起きる連続殺人事件。美女ばかり狙う猟奇犯罪に、被害者の姉と専門警部が挑む。
京都、沖縄、東京を舞台にそれぞれ異なる技法で描くジャンル無用の混在映画。山本政志監督が「超インディーズ宣言」と共に世に放つ絶望時代の怪作。
仮釈放管理官の男(ロバート・デ・ニーロ)、受刑者ストーン(エドワード・ノートン)、ストーンの妻(ミラ・ジョヴォヴィッチ)管理官の妻(フランセス・コンロイ)らが奏でるクライムスリラー心理劇。
底辺の子供たちが通うロンドン郊外のとある中学校に赴任してきた美人女教師シーバ(ケイト・ブランシェット)と、厳格な歴史教師で嫌われ者のオールド・ミス、バーバラ(ジュディ・デンチ)。
元CIA工作員の父ちゃんは今では離婚されひとり暮らしの情けない暮らしぶり。父ちゃんにとって娘こそが唯一の宝物で人生を生きる意味。そんな娘が外国旅行。しかも誘拐。父ちゃんは立ち上がります。
「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮、サラ・ポーリーとエイドリアン・ブロディ出演。豪華メンバーでお届けするアレもコレもと詰め込んだクリーチャーSF。
ショッピングセンターを舞台にゾンビとの死闘を繰り広げるオリジナル・リビングデッド三部作の二作目。ゾンビを世界に認知させジャンルを確立したご本尊、ご存じロメロの「ゾンビ」。
街の騒音が気に障って仕方がないデビッド(ティム・ロビンス)は、たまりかねて騒音の原因に対して破壊活動を行うのだった。
一つの殺人事件を取り巻く人々の物語と、それから逃避行の物語。
「グラインドハウス」で上映された架空映画の予告編を長編映画化。B級映画への壮大なるオマージュ。期待を裏切らない超弩級アクションの真打ち登場。
暗闇で目を覚ますと棺桶の中。生き埋めにされたひとりの男が棺の中で脱出のため奮闘する閉鎖空間シチュエーション・スリラーの意欲作にして怪作。
ロバート・ロドリゲスの名を一躍世界に轟かせたメキシコマリアッチ物語。後にマリアッチ3部作となった最初一作目。ずば抜けております。
1988年の実話を元に映画化されたセクシャルハラスメント訴訟を起こす女性のドラマ。暴力亭主から逃れて故郷ミネソタに移り炭鉱労働者となるジョージー(シャーリーズ・セロン)が男社会の職場で受ける屈辱。
英国騎兵中尉への恋に取り憑かれたアデル。単身カナダに渡り彼を追っかけ回す狂おしい恋の情念。イザベル・アジャーニの名を世界に轟かせたフランソワ・トリュフォーの古典主義回帰作品。
白血病のオスカーは自分に気を遣ってばかりいる大人が気に入らない。そんな彼が乱暴な言葉遣いのローズと出会い、彼女だけを信用するようになる。
オスカーとローズの物語。
ゾンビが蔓延した社会の6つの断片。オムニバスでお届けするゾンビと日常。
高級フレンチレストランに集う泥棒とその妻、学者やコックやチンピラや俗物たち、ゴージャスな料理と衣装に包まれたアーティスティックな画面に、どろどろぐちゃぐちゃの人間関係が渦巻く。欲望と快楽。
アイルランド独立戦争後の英愛条約を巡っての内戦を背景に、関わる人々や対立する兄弟を描いたケン・ローチの傑作。
カンヌ、パルムドール受賞作品。
息子を飛行機事故で亡くしたことから立ち直れない女性(ジュリアン・ムーア)が遭遇する息子の記録抹消事件。息子の写真やビデオ、思い出の品々が消え去った。何が起こったのか。
美大生ばかりを狙った連続殺人事件の捜査に挑むレオン警視が辿り着いたのはビストロ「突然死」。この変な名のビストロに集まるこれまた変でおかしな面々。泥臭くて最高なビストロ物語と事件。
アンデスの雪山で遭難した登山家を描いた実話ベースの物語。登山家本人のインタビューと再現ドラマによるテレビ・ドキュメンタリーのような変わった構成で描ききる。
「片腕ドラゴン」の続編。これは凄い。なにがすごいって、こんな卑怯な主人公見たことない。
ミステリーマニアの大富豪が各地の有名探偵を招き、自らが仕掛けた殺人トリックの解明を競わせる。1976年のスター共演へんてこミステリー・ハードボイルド。
「ヒットマンズ・レクイエム」はベルギーのブルージュを舞台に描く殺し屋たちの物語。風情がありシニカルでおかしく、哀愁漂い言葉を弄ぶ高度な言語感覚に裏打ちされた程よく力まないハイセンス優良作品。
ソウシリーズ、7作目にして完結編らしいです。ただしタイトルは「Saw 3D」ってだけで、最後ともラストとも言っていません。これは逃げ道か。
軍人の父親を持つ少年が見知らぬ土地で出会うフェンス越しのパジャマを着た少年。
アパルトヘイト体制の下、終身刑を受けていたネルソン・マンデラの監視する任務に就くことになった南アフリカ政府の刑務官ジェイムズ・グレゴリーの記録。
ひとり暮らしの頑固老人、少なくとも表面的には保守的で差別主義者で懐古の世界の生きています。クリント・イーストウッドが放つ老人ハードボイルド。
裁判所を定年退職したベンハミンは、忘れようにも忘れられない25年前に扱った事件についての小説を書き始めています。かつての職場を訪ね、元上司のキャリア、イレーネと再会。25年前の暴行殺人事件について腑に落ちない思いを巡らせます。
実直な巡査の竹田(菅田俊)が刑事に選抜昇任、面倒を見てもらった上司のために裏の仕事も引き受けるようになり、徐々に警察組織に染まっていく。警察の実態を数々の実例を元に真正面から描いた社会派ドラマ。
とある高校、それぞれの生徒たちがそれぞれの日常を送ります。時にはある瞬間に日常がぷっつり終わることもあります。
実話に基づいた原作の映画化。オーストラリアの「未開人アボリジニを白人社会に適応させるため」の混血児隔離同化政策によって引き離される母と子。さらわれた3姉妹が収容されたのは2400km離れた場所にある息苦しい寄宿舎。よし脱走よっ。
8人の医学生が雪山を訪れ山小屋に寝泊まり。さて問題です。友人たちが携帯圏外の山小屋へ行く映画は?「13日の金曜日」正解だがあの時代は携帯がない。じゃあ「死霊のはらわた」?
中学1年生のとあるクラス。教師森口悠子(松たか子)が静かに語り始める告白を皮切りに起こる中学生たちのいろんなドタバタと顛末。
俄に注目の「mute ミュート」のJ.T.ペティによるモンスターパニック映画。邦題に「ディセント」のパチモンタイトルを付けられた哀しき作品ですが、もちろん「ディセント」とは無関係。19世紀の開拓時代のアメリカを舞台に、白人、黒人、先住民、そしてその他部族を描きます。
刑務所の職員として着任したフアン(アルベルト・アンマン)が出勤日前日に刑務所の見学に訪れている最中、突然囚人の暴動が勃発し混乱に巻き込まれ、アクシデントで第211監房にひとり取り残された彼は、とっさの機転で囚人のフリをして身の安全を図ることに。
スペイン映画祭で「第211監房」として上映された、ゴヤ賞主要8部門堂々の受賞作品。
監督、脚本、製作、主演と全てをこなしたマリナ・ドゥ・ヴァンがお届けする年頃女性の心の襞。どろどろのぐちょぐちょ。苦悩、欲望、緊張、孤独、不安、狂気・・・。求めるものは救済か破滅か自己同一性の確保か。「イン・マイ・スキン」は油断できない映画。
クエイ兄弟による幻想的なアート映画。独自の世界観と映像美が冴え渡る。魂を失った歌姫、歌声に魅せられたマッド・サイエンティスト、招かれた調律師が織りなす美の饗宴。
恋はだましあい。映画はトリック。気軽なキスが運命を変え、誰かの視線が危険な三角関係を追う。人の心を踏みにじり、転がり続ける物語、二転三転怒濤の展開にお口あんぐりラブ&サイコ・スリラー・メタフィクションの変作。
多く移民を抱えるパリ20区の中学校。24人の生徒たちと国語教師の1年間を描く。とことんリアル、真剣勝負の対話と議論。
「mute」のJ.T.ペティが監督する「ミミック」シリーズの3作目。
「裏窓」+ルーマニアの団地+ゴキブリの化け物+アートムービー。
スーパーヒーローに憧れる少年がナンチャッテヒーローをやっていると、ひょんな事から本物のヒーロー親子と悪者に出会い、結果的に痛快ヒーロー映画になってしまうという大ヒット映画。
兄ミカエル:心優しい軍人。アフガンに出向く。弟ヤニック:不良プー。強盗で服役、出所したて。ミカエルの妻サラ:二人の娘と夫を愛する美しいひと。素敵。デンマークの風景。ひりひりチクチクずきずき。兄弟、夫婦、親子、家族。
閑静な大型マンションを舞台に繰り広げられる・・・これは何と言えばいいのでしょう。ドラマ。としか言いようがないか。
ノンジャンルでキュートな素晴らしい作品。
ノンフィクション「実録・アメリカ超能力部隊」を原作にした、スター共演の何だかよくわからないお話。
奇妙で不思議な冒頭、予想だにしない事件、怪奇ミステリー、サイコサスペンス、フラッシュバックと因果、間合いとわびさび、映画史に残るラストシーン。ブライアン・デ・パルマの起こした奇跡。
民家に立てこもり生ける屍に襲撃される人々を描くジョージ・A・ロメロによるゾンビ映画の礎。最早古典にして美術品。
デヴィッド・リンチ「ロスト・ハイウェイ」です。見事。そして、悪夢。
殺人事件の捜査のため田舎の警察へやってきたFBI捜査官のエリザベス(ジュリア・オーモンド)とサム(ビル・ブルマン)。悲惨な事件の生き残り三人にそれぞれ別室で事情聴取を行い、事件の全容を聞き出そうとする。
ある日突然失明する謎の病気があっという間に世界中に蔓延。発症者は強制的に隔離施設に放り込まれます。しかし実は医師の妻だけは失明しておらず、発症したフリをして夫に付き添い一緒に収容されてるんですねこれが。
ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの「白い闇」をフェルナンド・メイレレスが映画化。
医師の夫を持ちパリで幸せに暮らす若妻セヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の禁断の妄想。幻想と現実。
大学のレスリングチームが東欧へ遠征。主人公たちは夜遊びして予定の列車に乗り遅れ、親切な女性に教えてもらった別の列車に乗ってみんなの後を追います。待ち構えているのはもちろん恐ろしい殺人列車の恐怖。1980年の「テラー・トレイン」のリメイク。
フランスでアニメ映画の動員記録を塗り替えた大ヒット映画「キリクと魔女」の続編的作品。内容は続きではなくキリクの活躍や冒険を描いたサイドストーリー。
夢に立ち入ることで潜在意識に潜むアイデアを盗み取る企業スパイが強制的に与えられた次の使命はアイデアを盗むことではなく、アイデアを植え付ける(インセプション)こと。新たなミッションに集められた豪腕チームが挑む。
俳優ヤン・イクチュンが作り上げた渾身の長編映画監督デビュー作。取り立て屋のチンピラと強くたくましい女子高生の出会いと友情。暴力、貧困、家族、父と子、チンピラ、因果応報、人と人。
第一次世界大戦直前、北ドイツの小さな村で連続する不可解な事件と村の不穏を描くミヒャエル・ハネケ最新作にして大傑作。2009年第62回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の「白いリボン」がようやく順次地方公開。
ゾンビに覆われた終わった国、ゾンビランド合衆国の生き残り、神経質で腸の弱い青年がマッチョマン、詐欺師姉妹と関わりあいながらL.Aの遊園地目指して旅する大ヒットホラー・コメディ。
トラウマを抱える元刑事の警備員が廃墟の屋敷を夜回りして怪しい鏡に触れたことから起こり始める怪奇現象。アレクサンドル・アジャ監督がトラウマ元刑事と廃墟と鏡をどう料理するか、そこんところが注目されるホラー映画。
1971年に起きたロンドンの銀行貸金庫強奪事件を映画化。英国史上最大の銀行強奪事件に当初は報道も過熱し大騒ぎに。しかしなぜか数日後事件は一切報道されなくなる。ヤバい系の報道統制ですね。実話系銀行系クライム・サスペンス。
ベストセラー「ファストフードが世界を食いつくす」のエリック・シュローサーが自書を原案に脚本化、アメリカの食のビジネスに潜む問題点を群像劇として描いたドラマ。
メキシコ経由で米国入国を目指す少女サイラと叔父と父親。方やギャングの一員でちょっと軟派な少年カスペルことウィリー。両者が出会うのは米国行きの詰め込み列車の屋根であった。
12歳のいじめられっ子オスカーと隣家に越してきた少女エリとの出会い。ありそうでなかった新しい映画。世界で絶賛、壮絶受賞の名作ホラーをご覧あれ。
15人の巨匠監督による10分の短編映画を集めた2本のオムニバスのうちの一編「The Cello」
ホラー監督13人による「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズのひとつ、奇跡の男トビー・フーパーの短編は踊るゾンビ。でもちょっとゾンビと違う。
ホラー監督13人による「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズのひとつ、三池崇史のアメリカ資本映画でのデビュー作品。ねちっこく残虐。
1945年創業のパリ8区にある名門カフェ「バー・デ・テアトル(Bar des Théâtres)」を舞台に、そこに集う人々のいろんな人生を切り取る言わばライト・群像劇。
リオデジャネイロのスラムを舞台にしたストリートチルドレンやギャングたちの抗争。貧困と暴力と麻薬。そして血の中の知力と文化。実話を元にした実録小説の映画化。
強姦殺人で死刑判決を受けた大学教授(ケヴィン・スペイシー)にインタビューをした女性記者(ケイト・ウィンスレット)が、冤罪を確信し調査に乗り出すことに。執行は目前、さあどうなる。
15人の巨匠監督による10分の短編映画を集めた2本のオムニバスのうちの一編「The Trumpet」
アルジェリアの砂漠地帯で行方不明になった飛行機を探すための探索部隊が遭遇するのはアラブ世界の精霊ジン(Djinns)。盛りだくさんに詰め込んだ志の高い映画。志通りに出来たかどうかは問いません。
罪の街シンシティの片隅では今日も男たちの愛と復讐の物語が渦巻いている。洒落た映像と迫力の演出と癖のあるスター総出で繰り広げるぶっ飛びハードボイルドの快作!
致死性の高い恐ろしいウィルスが持ち込まれ、みるみる感染が広がりんこ。何とかしようがんばろう対町ごと燃やして消してしまえの攻防。スター共演の病原菌パニック。
乳歯が抜けたら枕元において寝るんだよ。妖精が夜の間に歯をコインと交換してくれるからね・・・。「歯の妖精」をモチーフに描いたファンタジック・ホラー。
2007年のピクサーアニメ。なんと人間のシェフたちとネズミのレストラン物語。これは思い切った設定です。この設定で敬遠した人も多いのでは。「カーズ」で車を描いた次の作品は人間とネズミと美味しい料理。
一攫千金を狙って油田を狙う幼子を連れた山師の男。カリスマ伝道師と双子の男が絡み、欲望と裏切り、強欲と欺瞞、波乱の人生を歩む男の半生を描いた渾身の叙事詩。
アフリカ各地で起きている内戦の現実を直視。戦場にかり出される少年兵たちをリアルに描き出す「現実突きつけ系」映画。
ギャスパー・ノエが「アレックス」以来7年ぶりに完成させたのは「アレックス」の発展型とも言える究極のラリリ映画にして究極のリアルタイム一人称視点ムービーにして極限の愛の映画。
港の鉄道監視所で夜勤をする男マロワン(ミロスラヴ・クロボット)がある夜目撃する一つの事件。海に落ちた鞄をこそこそと持って帰るとそこには大金が。
目を見張る映像美と芸術的カメラワークで綴るサスペンスフルにしてとんでもなく凄い映画芸術の一つの到達点。
アキ・カウリスマキの初長編映画。「罪と罰」の現代ヘルシンキ版というかオリジナル・アキ版でその内容はオリジナリティに溢れ処女作にて生涯の仕事の原点。
主人公たちのエリート一家が田舎に越してきますが、田舎なのにトラックが走る国道沿いだったとはこりゃ不覚。国道で撥ねられて死んだペットたちのお墓ペットセメタリーもすぐ傍にあったりして、チビ助がいる家族なのにこんな場所では心配です。
ジョディ・フォスターがレイプ事件に真っ向挑んだ1988年の衝撃的話題作。オリジナルタイトルは「被告人」
変態高校生たちが繰り広げる剥きだしの愛の叙事詩。4時間は一瞬。
60年代のアメリカのとある町。チェコからの移民セルマ(ビョーク)は息子と二人トレーラーで暮らし工場勤務でコツコツお金を貯めています。
言わずとしれたトリアー監督の大傑作。
歌と踊りとむごたらしさ。